《YUKAR fragments》

2004年12月17日 (金)

●ラシエット・ポエトリー・リーディング No.6 昨日

 

●ラシエット・ポエトリー・リーディング No.6 昨日

 前回、前々回とお休みしましたが、今回はいつもの即興ピアノではなく、拙作“YUKAR fragment”の歌詞のリーディングで参加した私でした。詩人の寮 美千子さんに和訳のリーディングをお願いし、アイヌ語と和訳との掛合によるリーディングが実現、日頃畏敬の念を抱いている寮さんとの至福の一時を過ごさせて頂きました。それだけではなく、沖縄の外間さんによるその清々しい自作の詩の朗読と二風谷体験談で非常にポジティブな意識を呼び覚まされましたし、寮さんによる明快で気持ちの上でも100パーセント共感出来るイヨマンテについての講義も聴くことが出来、大変有意義な時間を体験しました。また、地元のアナウンサーお二人のクリアリーな声によるさりげない詩も素敵でした。他の方々もそれぞれの個性で、10人集まれば10の詩が生まれるということが証明されたような、バラエティーに富んだ回であったと思います。

 以上にとどまらず、後半はピアニストの山本健治氏が藤枝守氏の<植物紋様>から4曲と、J.ケージの“ランドスケープ”を演奏の合間にコメントを交えな がら演奏されました。これもまたこの日の大きな収穫でした。藤枝氏の音楽は心に静かに聖歌のように浸透しました。ケージも懐かしく優しい音の紋様が胸に広 がりましたが、ただ穏やかで優しいだけではない、今にも噴き出してきそうな秘められたパッションも感じられる演奏で、山本氏の優しい穏やかな中にも厳しい意志の強さのようなものも感じられるお人柄と重なる印象として胸に刻まれました。

 最後にやはりこの日に寮さんご自身によって読まれた新作「あくまのあいうえお」について。これは、谷川俊太郎氏の「ことばあそびうた」を超える傑作か も。未来の作品、ピアノ教本「あくまのあいうえお」、児童合唱のための「あくまのあいうえお」が早くも思い描けるのですが、〈父は空 母は大地〉を超える長大な作品になってしまいそうだ、どうしよう?!

 その時々でどんな出会いがあるかどんな展開になるのか判らないというスリルもある素晴らしい企画です。今後増々のご盛会を祈ります。

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