南部合唱団

2016年9月19日 (月)

♪未来のために - 南部合唱団音楽会 -

♪未来のために - 南部合唱団音楽会 -

日時▶2016年10月29日(土)
   開場/16時半 開演/17時
会場▶きゅりあん大ホール https://goo.gl/VuSLJO
主催▶南部合唱団 http://nanbu-utagoe.lolipop.jp/
20161029concert1

20161029concert2
pdf

上記演奏会にて…
〈日本国憲法前文〉
 作曲 きたがわ てつ にしむら よしあき
    鈴木 泉
 編曲 髙橋 喜治
 …の再演があります。






.....

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2015年7月15日 (水)

「風よ未来へ」(追記あり)

先月(2015年6月)27日、南部合唱団音楽会「風よ未来へ」に当団よりの委嘱編曲〈原爆を許すまじ〉の再演もあり招待を受け出掛けました。
その打上の席で私が話したことを当団発行の新聞「南部新聞」に掲載してもよいかというお話を受け当誌に寄稿した原稿をここに掲載させて戴きます。音楽会の簡単な随想も兼ね、現時点での深刻な問題に、〈大人は手遅れかも知れないが子供たちに伝えなければならないことがある〉の作曲でここ最近大変お世話になっています山崎康彦さんの「革命理論」にも触れ、核心に触れる内容になっているとは思います。が、この時点での私の限界もあって、不足な面も多々あります。それは後に補って行こうと思います。

以下、寄稿記事掲載。

「風よ未来へ」または 原爆・憲法・原発、そして戦争か平和か?
                                   髙橋 喜治(作曲家)

 先月6月27日(土)大井町きゅりあん大ホールにて南部合唱団音楽会「風よ未来へ−わたしたちの想いをのせて−」が開催されました。私は、南部合唱団のヴォイストレーナーを務めていらっしゃる声楽家(ソプラノ)の鶴岡恵さんの紹介によりこの日再演された〈原爆を許すまじ〉とその他に〈日本国憲法前文〉の編曲の依頼を戴きこれまでに演奏されているという関係でこの日招待を受け会場に出掛け、終演後の打上の席で私が述べたことを新聞に掲載させて欲しいという南部合唱団書記長大寿美幸子さんよりお話を戴き今これを執筆しているのです。
 まさに戦後の歴史の歩みと共に活動を継続して来られた南部合唱団は自他共に認められる「社会派合唱団」であると言えるでしょう。今回のプログラム後半にも、事故後の福島の取材から団の皆さんで作詞し、オープニング曲と同じ団のテノールの小島啓介さんが作曲された《いつの日かきっと》が発表され、その後、外山雄三先生の《そして一輪の花のほかは》より“新しい憲法のはなし”と“日本国憲法第九条”そして作詞/浅田石二・作曲/木下航二〈原爆を許すまじ〉が続けて演奏されました。それは今まさに安倍政権によって遮二無二成立させられようとしている「戦争法案」を前に私たちの心に切実に響く音楽でした。
 今回の音楽会のタイトルともなった素敵なオープニングの曲〈風よ未来へ〉での加山明美さんのソプラノ独唱の奇麗だったこと、この〈風よ未来へ〉のみならず前述の《いつの日かきっと》もされている小島啓介という作曲家を抱えていることを団として誇れること、毎回の愉しみとなった和太鼓演奏の伝承の大切さ....などなどについて、ここで詳しく繰返すことは省かせて戴き、私は南部合唱団の皆さんからの音楽による問題提起に触れ、今 差迫った最も深刻な問題にこの場で斬込みたいと思います。驚愕の事実と一条(ひとすじ)の希望の光としての解決策をも提示しようと思います。

 鍵は私たちの「日本国憲法」にありました。

 安倍晋三が戦後戦犯として処刑されることと引替にCIAのスパイとなった岸信介の孫であり、晋三はその祖父岸の遺志を継ぎ改憲を目論んでいることは既に人口に膾炙していますが、では、この明らかな憲法違反が何故、こうも放置されたままでいられるのか? そのことに正面から向合い説明できる人はこれまでいませんでした。その理由は「タブーに触れる」ことになるからでしょう。しかし、最早情況は大きく変わりました。
 憲法第81条は「最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である」筈なのですが、守られたためしがありませんでした。この第81条についてはまた後で触れます。
 第41条では「国会は、国権の最高機関であつて、国の唯一の立法機関である。」と、三権分立の「立法」は国会に権限がある筈なのですが、現実は内閣が起案しこれを閣議決定で決定し、国会で賛成多数(数の力で)で強行採決してしまうという暴挙が平気で為され、しかも「衆議院の解散は内閣総理大臣の専権事項」などという規定は憲法上には無いのにもかかわらず立法の最高機関である国会を差置いて総理大臣が勝手に解散を決めてしまうのです!
 ところで「法の番人」などと呼ばれもする内閣法制局は、明治憲法時代の名残で、法的根拠の無い慣習的存在でしかないことを皆さんはご存じでしたか?

 さて、以上の事実を踏まえ、これから「解決策」に話は向います。 
 自民党改憲草案をよく読んでみると、まず文脈上の前後の整合性のない箇所が有り、これを「憲法」などと呼べる次元の代物ではないことがまず判ります。しかし、現行憲法との照合で、オモシロイ事実が浮かび上がって来るのです。
 前述の国会の規定 第41条は草案でも現行そっくりそのままなのです(☞http://blog-imgs-80.fc2.com/r/e/f/refletsdansleau/kenpou41.png)が、なぜか第54条の頭にいきなり「衆議院の解散は、内閣総理大臣が決定する」の一文が付加えられているのです(☞http://blog-imgs-80.fc2.com/r/e/f/refletsdansleau/kenpou54.png)。そして、内閣の職務条項である第73条の第5項に現行では「予算を作成して国会に提出すること。」と予算のことしか書いてないのに草案では「予算案及び法律案を作成して国会に提出すること。」とちゃっかり「法律案」も付加えられているのです(☞http://blog-imgs-80.fc2.com/r/e/f/refletsdansleau/kenpou73.png)。

  これが意味するところをお解りですか?

 ここで私は麻生太郎氏の悪名高い「あの手口講演」の内容を想い起します。
 拙ブログ記事より引用します。字数節約のため改行を省略しますが、途中のスラッシュ(/)は元の改行を意味します。「僕は4月28日、昭和27年、その日から、今日は日本が独立した日だからと、靖国神社に連れて行かれた。それが、初めて靖国神社に参拝した記憶です。それから今日まで、毎年1回、必ず行っていますが、わーわー騒ぎになったのは、いつからですか。/ 昔は静かに行っておられました。各総理も行っておられた。いつから騒ぎにした。マスコミですよ。いつのときからか、騒ぎになった。騒がれたら、中国も騒がざるをえない。韓国も騒ぎますよ。だから、静かにやろうやと。憲法は、ある日気づいたら、ワイマール憲法が変わって、ナチス憲法に変わっていたんですよ。だれも気づかないで変わった。あの手口学んだらどうかね。/ わーわー騒がないで。本当に、みんないい憲法と、みんな納得して、あの憲法変わっているからね。ぜひ、そういった意味で、僕は民主主義を否定するつもりはまったくありませんが、しかし、私どもは重ねて言いますが、喧噪(けんそう)のなかで決めてほしくない。」引用以上。(☞http://refletsdansleau.blog.fc2.com/blog-entry-105.html

 嘘みたいな冗談みたいな話ですが嘘でも冗談でもなく自民党改憲草案の実現は独裁体制の完成を意味していたのです。まさに改憲草案にこっそり忍び込まされた文言によってナチスの全権委任法に匹敵する権力の復活が目論まれていたのです。

 この「自民党改憲草案の実現」から逆算的にこれまでの政府の実相を観て行きますと、前述の内閣法制局も、沖縄密約や原発推進の日米同盟以来の違憲性を誤魔化すために付け焼き刃的に置かれていたにすぎなかったのではないかとさえ思えてきます。砂川事件裁判判決で採用された統治行為論も然り。憲法違反を誤魔化し誤魔化し続けてきて、改憲草案の実施と戦争ですべてをチャラにしてしまおうという魂胆が、霧の中からその悍しい姿が、ついに臆面もなく晒され始めているのがまさに今!なのです。

 ここで前掲の憲法第81条に再度触れます。
 条文にあるように「終審裁判所」である筈の最高裁が何故、実際の憲法違反を目前にして沈黙しているのでしょうか? それは元最高裁長官三好達(みよし とおる)が日本最大の極右組織「日本会議」の会長を15年も努めていたことや元最高裁長官石田和外がやはり「日本会議」の会長であったことと無関係ではないどころか、徴兵制をも目論んでいるこの「日本会議」或いはその構成員が重なり合っている「神社本庁」、「創価学会」をはじめとするカルト集団・「統一教会」、「在特会」などに支えられながら最高裁のみならず政府がほぼ旧体制勢力に「牛耳られていた」と言っても過言ではないことに拠ります。安倍晋三は米国ネオコンの命令をいいことに国民のお金を大量に彼らに流しつつ戦後温存されてしまっていたこの旧体制勢力の大躍進 つまりは天皇を元首とした大日本帝国の復活を目論んでいたのです。

 因に創価学会に支えられた公明党は憲法第20条の政教分離原則に明らかに違反しています。私はこれまでずーっと憲法違反なのに何故放置されているのか、第98条によって無効となるべきなのに何故そうならないのか? 何か決定的な解決策はないものかと非常に歯痒くもどかしい思いでいました。特に311以降、放射能に曝されたままこれといった解決策も打出さないまま原発の再稼働や増設、他国へのセールスまで言い出す始末の政府とは狂気以外の何者でないとさえ思っていました。

 しかし、去る5月24日、歴史的瞬間と言っても過言でない時が訪れました。
 山崎康彦さんというネットジァーナリストで市民政治活動家の放送されているYYNewsLive特別講演「安保法案と安部自公政権を同時に打倒できる秘策とは?」で山崎さんより述べられた「秘策」こそ、この原稿にて僭越にも私がこれまで述べてきた見解に至ることを可能にしてくださった山崎さんの「発見」とも言っていい事柄だったのです。この内容につきましては是非とも実際のその放送の録画を観て戴けましたら幸です。(☞http://twitcasting.tv/chateaux1000/movie/171146943

 この放送以降、山崎さんは「一千万人情報拡散運動」として情報共有のためのメーリングリストを作成をご自身されていますので、ご協力してくださる方は是非メール差上げてください。(山崎康彦さんのE-Mail yampr7@mx3.alpha-web.ne.jp)

 今後の課題として、戦争を避け、平和の世界を実現させるためには、以上のような憲法違反を国会議員の方々がどれだけ自覚し、これまでの違憲に対しての本格的な反省と改善に取組むことを、国民の世論と実際的な働きかけで、実現させることができるかどうかにかかっています。私は山本太郎氏にメッセージを送っていますが、このことを理解できないのか、先の解散総選挙もまた違憲なのでご自身も非合法議員であるという事実を受入れることを躊躇されているのか、よく判りませんが、まだ確かな反応は戴いていません。

 次に、その他の問題として、これは山崎康彦さんから直接戴いたメールからそのままを引用させて戴きますが、「日本の国と地方の税収の55.5%(49,2兆円)が460万人の公務員を世界最高の給与と優遇労働条件で雇うために使われていること。/そして歴代自民政権と財務官僚とメガバンクが自分たちの利益のために乱発してきた各種国債(赤字、建設、財投)と銀行借り入れがつもりに積もって今年3月末時点で1053兆円の借金となっていること。/自民党政権と財務省は、大手マスコミを使って国民一人あたり830万円の借金として、借金の責任と返済義務を国民に課すような世論誘導が盛んにしていること。/またこの借金の返済のために税収の26.9%(23.4兆円)が国債費として使われていること。そして残りの国民1億2200万人に使われる税金が残りの17.6%(15.7兆円)しかないこと。/足りない財源を埋め合わせるために歴代自民党政権は毎年30兆円-40兆円の赤字国債を発行していること。/国債や借入金の受けてはすべてメガバンクであること。」

 結局、これはいったい何なのでしょうか?! 政治とは犯罪ですか? 政府とは犯罪者集団なのですか?

 以上の他に安倍晋三をコントロールしている米国ネオコンの正体と国際金融マフィアロスチャイルドの世界支配についても書くべきでしたが、余りにも長大になってしまいそうですので、それらにつきましてはまた別の機会に譲らせて戴きたく思います。

 最後に、ふたつの言葉を引用して終りたいと思います。
 最初は、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの名言「最大の悲劇は、悪人の暴力ではなく、善人の沈黙である。沈黙は、暴力の陰に隠れた同罪者である。」
 次に私の名言ならぬ迷言(?)「人類が自然と共に存続する限り、音楽は永遠である。」

                  2015年7月3日(金曜日)に記す

寄稿記事掲載、以上。

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共有ページ
Reflets dans l'eau 「風よ未来へ」

関連ページ
(改題)非合法安倍政権の最期は近い

*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*〜*
以下、追記。

安倍政権とは実質憲法破壊のクーデター政権であるわけですが、この体質のルーツはいったいどこにあるのでしょうか? それは「田布施システム」です。

田布施システムについて
Reflets dans l'eau 不条理システム - 1 - 政治体制と「日本の真相」

 

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2013年12月15日 (日)

この星の夜空の下、恒久平和への祈りの歌声が響渡った!

先日(2013年12月11日)、平和への祈りの歌声が夜空の下(きゅりあん大ホール)、響渡りました。(既掲載記事参照)

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この星の皆で「決して変えさせない!」と決意しないと今の心ない政権によって戦争肯定の戦前回帰的なものに無惨にも変えられてしまいそうな私たちの平和憲法『日本国憲法』をサブテーマとした演奏会でした。
20131211kyurianprogp1
ほとんど独裁とも言える現政権によって、特定秘密保護法法制化、日本版NSC創設と、国民の思いなどお構いなしに、次々と戦争への準備を進められてしまっている中で、一曲一曲から、それぞれの曲に託された切実な思いが、しみじみと伝わって来る音楽会であったと思います。

南部合唱団の皆さんは創立55周年ということで、ほぼ私の人生とも重なる時を経て来られた歴史・時代感を共有出来るという思いから、何故かこの日は非礼ながらも普段着で出かけてしまいました。

もともと歌が好きな子供だったのですが、作曲家を志し、時を経るうちに、自らは人前で歌うことを止めてしまいました。しかし、たとえどんな作品でも私の仕事の根底には「うた」が在ると思っています。歌が音楽の基本なのです。
20131211kyurianprogp4
また、人の歌声の響きに、思いや感情の流れだけでなく、人の温かいぬくもりも感じられるのですが、ことにそうした魅力を感じさせるプログラムだったと思います。

混声合唱だけではなく、男声合唱の魅力(〈津軽平野〉作詞作曲/吉幾三 編曲/小林康浩)、女声合唱の魅力(〈童神〉(わらびがみ) 作詞/古謝美佐子 作曲/佐原一哉 編曲/森知紀 補編曲/吉田桂子)と形態のヴァリアンテも愉しめ、また、和太鼓の魅力(〈花筺〉(はながたみ)作曲/玉村武)もあり(合唱団団長の大井かつ江さんも和太鼓で大活躍!)、それに、JAL不当解雇原告団のメンバーで結成された合唱団の皆さんも加わっての〈あの空へ帰ろう〉の飛入りもありました。

〈あの空へ帰ろう〉(作詞/青木一馬 作曲/武義和)は、グローバリズム吹荒れる昨今、安倍政権も推進している企業優先(コーポラティズム)の冷酷な合理主義(問答無用切捨御免!)の犠牲となられた方々の、職場への復帰を願う切実な思いが歌われた名曲です。
(参考→Jal不当解雇撤回裁判原告団|Facebook

これはTPPとも関係する問題ですが、航空機のみならず安全第一が厳しく要求される様々な乗物や設備、原発もそうですし(と言うか、元々安全なんてあり得ない)、医薬品、穀物や食品に至るまで、企業の利潤追求が優先され、安全が疎かにされ、自然が蔑ろにされ、生命が脅かされる... これは現代文明の病理とも言えると思うのですが、中でも原爆と原発の問題は現代の問題の核心であり、不条理に充ちた現代文明の矛盾の象徴であると思います。

思えば私たちは、広島長崎への原爆投下による被爆国であり、福島第一原発事故によって被曝大国となってしまったとも言えます。

日本国憲法には、311以降の棄民政策やTPPによって齎されるであろう企業利益優先・生命軽視による人権侵害とも言えるこれらのことを禁じ、戦争が齎す悲惨を二度と繰返さない との強い思いが込められていると思うのですが、結局のところ、現政権のように国家権力が戦争を志向すれば、憲法を否定しなければならなくなるし、戦争もまた一部の人たちの利益のためであって、今私たちが立会っている深刻なこれらの問題は底辺で全部繋がっているのですね。

 さらに練習を積まれ深みを増した南部合唱団の皆さんによる〈原爆を許すまじ〉(作詞/浅田石二 作曲/木下航二 編曲/高橋喜治)に胸打たれ、そして、プログラム最後の曲〈樹があるかぎり〉(作詞/小森香子 作曲/小島啓介 編曲/赤堀文雄)を聴き終り、曲の温かい優しい余韻に包まれながら私はこう思いました。私にとって(おそらく合唱団の皆さんにも)、こうした音楽による心繋がる体験が権力の横暴などに奪われてしまうなんて... それほど悲しいことはない、憲法否定の現政権を断じて許せない と。

蛇足ながら、打上の際、私は一冊の本を所持されることを皆さんにお勧め申し上げました。
『日本国憲法』です。
これは国家権力の暴走・横暴に対して抗うための盾にもなれば槍にもなるからで、すべての国民は大いに活用すべきだと思います。
まだ間に合います!

最後に、人間の歌声が、音楽が、永遠に続くことを信じて... この随想を終えたいと思います。

  「どうか いつまでも」

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2013年11月25日 (月)

♪南部合唱団 創立55周年記念音楽会 春よ来い ー 憲法が輝く社会へ ー(追記あり)

♪南部合唱団 創立55周年記念音楽会
 春よ来い ー 憲法が輝く社会へ ー

日時▶2013年12月11日(水)
   開場 18:30  開演 19:00
会場▶きゅりあん大ホール
入場料▶大人2000円 中高生1200円
    身障者1000円 小学生800円
    友の会会員200円引/当日200円増
    全自由席 保育室あり(要予約)

     

     指揮:安達 陽一
     ピアノ:中瀬 千央

20131211chirashi
南部合唱団の皆さんとは2010年に〈原爆を許すまじ〉の編曲の依頼をお受けして以来のご縁ですが既掲載記事参照)、今回はその〈原爆を許すまじ〉(浅田石二/作詞 木下航二/作曲)と2011年に依頼をお受けして編曲した〈日本国憲法前文〉(きたがわてつ・にしむらよしあき・鈴木泉/作曲)が演奏されます既掲載記事参照)

いずれも今こそ美しく力強く響き渡ってほしい作品です。

〈日本国憲法前文〉は首相をはじめとしたすべての国会議員に歌って欲しい曲ですね。国会の毎回のはじめに議員の皆さんでお歌いになるとか... 言葉の意味を噛締めながら是非歌って頂きたいと思います...。

是非、お聴きにおでかけください!

チラシをクリックしますと拡大されます。



【追記】

ここに再び〈日本国憲法前文〉の「歌詞」を掲げます。

日本国憲法前文

(朗読)
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、
われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが
国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって
再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに
主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国
政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来
し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれ
を享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に
基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅
を排除する。

(歌)
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を
支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、

平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
われらの安全と生存を保持しようと決意した。

われらは平和を維持し、
専制と隷従、圧迫と偏狭を
地上から永遠に除去しようと務めている国際社会において、
名誉ある地位を占めたいと思う。

われらは、全世界の国民が、
ひとしく恐怖と欠乏から免れ、
平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して
他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、
この法則に従うことは、自国の主権を維持し、
他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげて
この崇高な理想と目的を達成することを誓う。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげて
この崇高な理想と目的を達成することを誓う。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげて
この崇高な理想と目的を達成することを誓う。

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2012年11月 8日 (木)

♪南部合唱団 郷土芸能と合唱の音楽会 明後日(10日 土曜日)

♪南部合唱団 郷土芸能と合唱の音楽会
 ひびけ明日へ心つないで

日時▶2012年11月10日(土)開場14:30 開演15:00
        会場▶品川区立五反田文化センターホール
        参加費▶大人1200円
詳細は南部合唱団のホームページをご覧下さい

南部合唱団の皆さんとは、一昨年、“原爆を許すまじ”(浅田石二/作詞 木下航二/作曲)の編曲の依頼をお受けして(既掲載記事参照)からのお付合いです。「お付合い」と言っても、編曲を通してのことなのですが、私にとっては不慣れな講評委員などをさせて頂きながら、寧ろ、同じ問題意識を持った方々のさまざまな心の響きを聴いた思いがして、逆に随分とおしえられたり励まされていることもあるです。

「このままでは本当に危ない」という危機感を、私は随分前から持っていました。しかし、それを自分自身が言葉ではうまく表せず、ひたすら感覚的に、作曲を通して私なりのアクションを試みていたと言えるのですが、「いったい誰が解ってくれるのだろうか?!」と、空しく切ない思いを抱いていたのがほとんどのところです。

編曲もまた私にとっては私の心の産物です。勿論、オリジナルに対する共感と敬意なくしてはあり得ないことですが、私は編曲とは「伝承」でると思っています。こう言うことは本当に勇気のいることなのですが、それは何故かと言うと、「伝承」とは何か? と言えば、それは決して言葉の次元、言葉の意味の次元だけで認知し得ることではないからなのです。(しかし、「詩」とは、言葉でもってそれを言い表すことに他なりません。)

私にとって「言葉」とは、「音楽」であり、それは「詩」なのです。

いったい何を訳の解らないことを言ってるのか?! という声も聞こえてきそうですので、もう止めておきますが、私は来る10日(土)の南部合唱団の音楽会を、普段こうした演奏会を聴かれない、所謂「クラシック」の方々にも、是非、聴いて欲しいと思います。

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2011年12月 6日 (火)

「政府の行いによる惨禍」は続く

南部合唱団との熱き一夜 - つづき - のつづきです。

「政府の行いによる惨禍」続く中、皆さんご無事で過ごされてますか。
(政府に関することについて書くのはこれが最後のつもりです。)
首相はハワイにのこのこ出かけてしまいました。泥鰌どころか坊ちゃんになりにわざわざ...。
最早、うしろを振り返ってもオイリディーチェはいないは、国民も食い殺されるは の運命でしょう。(このままでは健保制度は破壊され食物主権も奪われ企業も次々倒産... 弱いものからバタバタと倒れてゆき死体が路上にころがる...)

おすすめサイト→【動画:#TPP導入で、米国流強奪司法がなだれ込む】日本政府、企業、個人が、米国巨大企業に訴えられ、米国で裁かれる。11/5 山崎淑子 @真相JAPAN・第四回勉強会「TPPによる日本再占領と崩壊する世界秩序に立ち向かう知恵」より+安部芳裕氏「TPP 22の真実」 by 山崎淑子の「生き抜く」ジャーナル

「日本のうたごえ祭典inちば」を経て私が一番に感じた思いとは「切なさ」でした。
それは、フォークグループ「ヒューマンファーマーズ」の皆さんによる“よみがえれ浜通り”の「夢を追いかけていたあの日に帰れない それでもここで生きてゆく」という、とても胸に響いた歌の一節に象徴されると思います。

おすすめブログ→ドイツ放射線防護協会によるフクシマ事故に関する報道発表 by フクシマハートネットワーク

もうひとつの思いは「悲しみ」です。
「どんぐり」のお二人による作詞作曲“基地のない沖縄”では沖縄への思いが民謡調の美しいメロディに乗って率直に歌われていました。歌詞の一部を紹介→「デイゴの花散る時 蘇る記憶/戦に喰われ赤く染まった 大地と海原/民衆を欺き交わされた 島を売る密約/命どぅ宝 私の島 基地のない沖縄」

おすすめサイト→田中沖縄防衛局長「犯す」発言をきっかけに、考えてほしい、読んでほしい。  by Peace Philosophy Centre

祭典中3.11大災害以降に生まれたホットな歌の数々が響き渡りました。その中には被災地からの生々しい発信も多くありました。憲法九条への新鮮なアプローチもありました。一方全く関係なく他愛のない日常を歌ったものもありましたが、それら全ては尊い行為であると思います。

私はと言えば、震災後完成させることの出来た作品は、演奏時間僅か3分程のフルートソロのための与謝野晶子の歌による“夏の風”(中島雅子=島根オイリュトミー 委嘱)のみです(後註参照)。勿論音楽のことが頭から離れることはありませんでしたが、地震や放射能についての情報収集に必死でした。(後註:Bouquet des Tonsのために書いた、寮美千子さんの『奈良少年刑務所詩集』からの“くも”もありました。)

貴重な情報源(厳選)を以下に纏めておきます。
(一般的なニュースサイトは省きます。)

山崎淑子の「生き抜く」ジャーナル
植草一秀の『知られざる真実』
小出裕章 非公式まとめ
武田邦彦
反戦な家づくり
天木直人のブログ
Peace Philosophy Center
SAVE CHILD 放射能汚染から子どもを守ろう
(今後追加される可能性もあります)

前にも書きましたが、このブログで政府について書くことはもうないでしょう。「風の耳」本来の目的に帰ります。

最後に心に響くことばを引用して終わります。

芸術とは運命への反逆である。 福永武彦

さらにつづく

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2011年11月23日 (水)

感動と教示の日々

昨夜(11月21日)は、芸大第2ホールで行われた、来日中のパリ管弦楽団のクラリネット奏者パスカル・モラゲス氏の公開レッスンに出かけました。曲はブラームスとモーツァルトのクラリネット五重奏曲で、受講者はそれぞれ別々の学生メンバーでした。

特に印象に残ったことは、どちらの作品も民俗音楽或いは舞曲の影響が強いのですが、その演奏の仕方についてのレッスンでした。
ブラームスにおいては、ジプシーのツィンバロンの演奏のような即興性をクラリネットの特徴的なある楽句に反映させること。一方モーツァルトでは、メヌエットの楽章の第1ヴァイオリン奏者による開始の合図の仕方(弓での拍のカウントを他の奏者にわかりやすくやや大きな振りで...)から始まり、演奏を聴きながら踊れるほどに、舞曲本来のフィーリングを活かすこと。モラゲス氏は実演を交えながら、明快にそれを伝えていましたが、生徒が譜面にメモしようとすると、「書かないで! 先生に見られたら怒られるかもしれないから」と、断りながらの熱いレッスン...。
また、モーツァルトの冒頭2小節のフレーズ。2小節目の頭に重きを持たせること。ここの和音はV7(5度七)であって、決して倚音(または倚和音)ではないのですが、そのような感じで把(とら)える、ということなど、・・・深い!

通訳はお馴染のBouquet des Tonsのフルーティスト 齊藤佐智江さんでした。実に解りやすく素晴らしい通訳でした。


その前日(11月20日)は京葉銀行文化プラザで『日本のうたごえ祭典inちば』の三日目。全国合唱発表会職場の部の審査をしました。
こちらも感動...。その水準の高さに驚きました。

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2011年11月 8日 (火)

南部合唱団との熱き一夜 - つづき - (追記訂正あり)

既載南部合唱団との熱き一夜のつづきです。

20111102program 前回では最後に「地震兵器」と「TPP」にちょっと触れましたが、おそらく、現実はSFを、とっくに超えてしまっているのだと思います。今、私たちは、戦争に依存する、この地球上の全人類から見ればほんの一握りの人たちのために、いのちを脅かされているのです。日本の権力者たちの多くは憲法理念も忘れて、その一握りの人たちの勢力に取込まれてしまい、主権者である国民を裏切り、置去りにして、自分たちだけの利益を得ているのです。その憲法違反の齎す実害も甚だしく、多くの犠牲者を出しているのですから、これは、「国家犯罪」と断定し得る、とても罪深い悪業であると言わなければなりません。
ところが、日本の検察・警察はこうした権力の巨悪を取締るどころか、この権力者たちに不都合な正しい人間を抹殺していまうことに手を貸してしまうのだから、実に情けない限りですね!
それにマスコミも...。植草一秀先生の場合は、みんなで助けなくてはならないところを逆に、よってたかって、まるで集団リンチのように、「人物破壊」に加担しましたね。本来なら権力のチェック機関であるところのマスコミが、逆に権力が齎す巨悪の味方になってしまった...。まったく、「恥の意識がなければ人類は救われない」!!!

TPPの交渉のテーブルに首相がついてしまうかどうかのこの瀬戸際、おまけに小惑星YU55が月より近くこの地球に接近してくるというこの時に、先日の南部合唱団の皆さんの音楽会を想い起こせば、胸の中に優しく、そして熱く、灯
(あかり)が灯るのを感じずにはいられません。

「言わなければならないことがある」(作詞作曲:南部合唱団創作部)は、ピアノに三線を加えた伴奏による沖縄の美しい自然と文化を彷彿とさせる民謡調の歌に始まり、一変して、理不尽に立ちふさがる基地や、密約についてが歌われ、簡潔ながら、平和への祈りとともに権力の横暴に対する静かな糾弾となっている作品でした。打上の折、最終的に作品を取纏められた当合唱団創作部の小島啓介さん(テノールパートを受持っていらっしゃる)より、「本当はもっと長くしたかったのだが、オリジナルコンサートの時間的制約のため短くなった」という旨のお話を伺いましたが、言葉は切詰めると逆に暗示的に心に残るということはあるので、これはこれで残して、別にバラード(物語歌)風のロングヴァージョンも作られたらよいのでは...と思い、その旨を伝えました。心からエールを贈りたいと思います。

「原爆を許すまじ」は、皆さん、素晴らしかった!
ある「達成感」を、皆さんも感じたのではないかと思っています。
その達成感とは、それは、おそらく、何かを、とても大切な何かを、「繋げることが出来た」という達成感ではなかったでしょうか?

とは言え、思いは複雑です。
この「原爆を許すまじ」は、今また、新たなる悲劇の中で、輝き始めているのです。悲しいことに.....

「原爆を許すまじ」の歌詞

【 作曲者名 】中央合唱団 木下航二
【 作詞者名 】南部文化集団 浅田石二

ふるさとの街やかれ
身よりの骨うめし焼土(やけつち)に
今は白い花咲く
ああ許すまじ原爆を 三度許すまじ原爆を
われらの街に

ふるさとの海荒れて
黒き雨喜びの日はなく
今は舟に人もなし
ああ許すまじ原爆を 三度許すまじ原爆を
われらの海に

ふるさとの空重く
黒き雲今日も大地おおい
今は空に陽もささず
ああ許すまじ原爆を 三度許すまじ原爆を
われらの空に

はらからのたえまなき
労働にきずきあぐ富と幸
今はすべてついえ去らん
ああ許すまじ原爆を 三度許すまじ原爆を
世界の上に

以上、「うたごえ喫茶」のページより転載。

そして今年3月11日、「政府の行いによる惨禍」は起きてしまいました、許されざる三度目の惨禍が...。

つづく

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2011年11月 6日 (日)

南部合唱団との熱き一夜(註に追記あり)

先日(2011年11月2日)、大井町のきゅりあん大ホールで催された「南部合唱団音楽会 自由になるために」の随想を書きたいと思います。

最初に、一言で言って、素晴らしい会でした。打上の席では「南部合唱団は永遠だ!(「不滅だ!」であったかも...)」という言葉も聞かれましたが、私もそれを心から祈ります。

本題の随想に入るその前に、今現在のことに少し触れさせてほしい...。何故なら、南部合唱団の音楽会で今回プログラムされた曲目内容と深い関連のあることだからです。(つまり、「ことの発端」からその「今現在」に連なる時の流れの中で、先日2日に催された「南部合唱団音楽会 自由になるために」を私がどのように受止めたかを書きたいと思ったからなのですが...。勿論私はこの会においては、「原爆を許すまじ」と「日本国憲法前文」の二つの作品に於ける、一介の編曲者でしかありません。つまりは編曲者としての私個人の思いを書くだけのことなのです...。

●「プルートの罠」

さて、TPPの交渉のテーブルに野田首相がついてしまうかどうか、来る12日、運命の日。勿論、主権者国民としては、絶対につかせてはならないと思います。何故なら、このTPPとは、今、崩壊の一途を辿っている、戦争に依存する世界的な旧体制勢力による、一貫した同一の大きなシナリオに基づく「破壊工作」のひとつであると思えたからです。首相がテーブルについてしまったら最後です。

おすすめYouTube→1/2 国を滅ぼすTPP 推進者の巧妙な手口・ダマしの数々 , 2/2 国を滅ぼすTPP 推進者の巧妙な手口・ダマしの数々 【中野剛志】

おすすめブログ→Kazumoto Iguchi's blog: 『アジェンダ21』:「TPP」の奥底にあるアジェンダさ!

おすすめブログ→TPP交渉参加ならポチ3号は即刻退陣させるべし, 日本の基本構造を示す東電救済・増税・TPP, 本当は危機に直面していない日本財政, 房総半島出身野田佳彦氏の暴走が止まらない : 植草一秀の『知られざる真実』

 

林光先生の作品に『ネズミたちの伝説』という合唱作品があります。安部公房の『プルートのわな』を基に佐藤信さんが作詞された「合唱物語」です。オルフェウスの伝説に準えての鼠と猫の政治的攻防が物語となっていましたが、今、何故か、それを思い出しています。

さて、本題の随想です。

その前にもうひとつ、南部合唱団発行の機関誌「なんぶ」2011年9月号への私の寄稿記事を、依頼時、字数の制約もあって所々端的な表現になっている箇所に註を入れて、さらに具体的に詳しくして紹介したいと思います。実際の新聞記事の方では編集者の方が、沼田さんや 4号機や 「あたらしい憲法のはなし」の中の例のお釜のカットの写真を掲載してくださって、より読みやすくなっています。興味ある方は下記のリンク先のページより購読をお申込ください。既にご承知の方はスルーしてください。

以下、新聞生原稿(本ブログ用後註付)。機関誌「なんぶ」ホームページはこちらです。

 

「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないように...」  
                                  作曲家 高橋 喜治

3.11の大災害以後、世界は一変してしまいました。

東北を襲った津波被害も甚大でしたが、その上さらに福島第一原発事故により漏れだした核生成物は食物連鎖に侵入し濃縮を重ねていることでしょう。また気まぐれな風によって、また潮流によって、どこにでも運ばれていることでしょう。 どのみち、政府はまるで無策でしたので、私たちは内部被曝を余儀なくされてしまったのです。食べて飲んで息をする限りその危険性から遁れることは、もうできません。(※1)

それでも、子供や若い人たちの将来になんとか光の道筋をつけたいものです。それ以前に放射能の心配のない安全な場所に逃げればよいのですが、安全な場所はどこでしょう? 少なくともこの日本には完全に安全と言いきれる場所などもはやないのではないでしょうか。 (※2)

私は以前、 広島で被爆され、片脚を失い、婚約者も失った、沼田鈴子さんの生涯を元にした朗読劇の音楽を担当したことがありました(※3)。沼田さんを絶望の淵から救ったのは青桐の木でした。(その後、沼田さんは教員になられ、退職後は自らの被爆体験を語る語り部に。そして、世界を巡り巡る反核反戦の平和運動家となられる。)(※4)

沼田さんはある日、被曝の傷も生々しい青桐の幹から伸びている細い枝から、可愛らしい青桐の葉が出ていたのをみつけたのです。私は沼田さんご自身のお話からも、声優の山口由里子さんの朗読によっても、何度も何度もその時のことを聴いているし、そのシーンの音楽を書いたこともあって、記憶の中で、まるでそこに自分が居合わせていたかのような気持を抱いているのです。そして、夏の陽射しの中で柔らかく微笑む花の子供たち...。青桐のいのちの鼓動とともに、それをみつけた時の胸のときめきまでもが 、まるで夢のように、心に甦るのです。そのようにして、私は、束の間の安らぎを感じることができます。

しかし、福島の事故は未だ現在進行中です。広島原爆の百数十個分もの放射能は漏れ続けていますし(※5)、4号機は倒壊しそうで、もし倒壊したらこれまで以上の大惨事になるようですし(※6)、既に人類史上前代未聞の最悪事故になってしまいました。しかも大地震が起きる危険性も未だ去ってはいないのです。そして、この期に及んで、政府は原発推進を止められません。

「広島」「長崎」「第五福竜丸」そして「福島」に通底するものがあります。「戦争」です。

広島と長崎はマンハッタン計画であり、第五福竜丸は米ソ冷戦時代の水爆実験であり 、福島は、第五福竜丸事件から盛上った日本の反核運動への米国と日本の売国奴たちとの共謀による「毒をもって毒を制す」の心理誘導作戦による原発推進のなれの果てです。(※7)

密約あり(※8)、騙しあり(※9)、買収あり(※10)の、国家犯罪というこの巨悪よ! 憲法理念はいったいどこへやら...

私たちの憲法は先進的な平和憲法であり、その前文の中には「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」とあります。 (※11)
この憲法施行後間もなくして、学校の教科書の副読本として作られた「あたらしい憲法のはなし」は、戦争の全面否定が絵入りで解りやすく説かれていて、学生のみならず多くの国民に希望を与えたはずです。(※12)

原発推進は国策でしたが、被曝労働者への人権侵害なくしては成立って来なかった(※13)( そして今、事故処理に当たっている労働者も被曝している(※14))という致命的欠陥があるのです。明らかに憲法違反であり、とても許させるものではありません。そしてついに、政府の行為による惨禍は起きてしまいました。私たちはこのような原発推進の政府を決して許してはいけません。

ふたつの合唱編曲「原爆を許すまじ」(※15)と「日本国憲法前文」(※11)に込めた私の思い、団の皆さんに期待することなど が、原稿の依頼内容でしたが、合唱団の皆さんについては 、指揮者の安達陽一先生を全面的に信頼していますので、特に申上げることはありません。「込めた思い」については、以上の文面からその幾許かを汲取って頂けましたら幸です。また、私の編曲が、作詞・作曲された方々、乃ち「原爆を許すまじ」の浅田石二 木下航二 両氏(※16) 、「日本国憲法前文」のきたがわてつ にしむらよしあき 鈴木泉 各氏(※17)の魂を、決して汚すことなく、快く響きあうことを、切に祈っています。

...............................................................................................................................................................

※1:既掲載記事「あらゆるものがつながっている」参照。

※2:風や潮流などの自然現象の他、鉄道・航空による人や物の移動、それに、国が進めている汚染瓦礫の拡散・焼却・埋立などによって、汚染は広がるばかりであるから。また、各地に設置されている原子力発電所の存在。地震の危険性を考えれば、私たちは周囲を原爆に取囲まれて暮しているようなものだから。

※3:初演関連ハイパーリンク→こちらと再演→こちら

※4:関連おすすめサイト→語り伝えることの大切さ

※5:これは政府の発表。海への流出も入れれば「広島原爆の400個分」という小出裕章先生のご発言が昨日あったらしい。(詳細解り次第追記します)

※6:おすすめブログ→4号機は倒壊しかかっている カナダの物理学者:「今すぐに4号機プールの補修工事を!」 〜カレイドスコープ

※7:おすすめYouTube:(1),(2),(3)

※8:西山太吉著「沖縄密約」参照。

※9:所謂「原子力村」が垂流す「安全神話」や、事故後、政府と東電が発表している、危険性が過小評価された発表の数々を見よ。

※10:(一例)おすすめブログ→「日々坦々」資料ブログ

※11:既掲載記事「☆“日本国憲法前文”の合唱編曲 per 南部合唱団」参照。

※12:あたらしい憲法のはなし 文部省 参照。

※13:おすすめYouTube→隠された被曝労働(1),(2),(3)

※14:福島第一原発労働者が被曝の杜撰な管理を告白

※15:既掲載記事「合唱曲“原爆を許すまじ”編曲と“YAISAMANENA”version24」参照。

※16:うたごえネットワーク - 原爆を許すまじ

※17:うたごえネットワーク - 日本国憲法前文

 

新聞原稿(本ブログ用後註付)、以上。

私はこの中で「そしてついに、政府の行為による惨禍は起きてしまいました」と書きました。原発導入は元々国策であり、「安全神話」を捏造して国民を騙し、「沖縄密約」によって、国民を騙しつつ核の持込みも許して来た、そして日本の核武装をも考えてきた。明らかなる憲法違反であり、言わば、国民の財産を横領しつつ成遂げてきた正真正銘の国家犯罪に端を発しているのですから、誰がどう考えても「政府の行為による惨禍」以外の何ものでもない訳なのです。だから、政治家・官僚・関連大企業のトップたち、それにアカデミズム(則ち「原子力村」)の何事もなかったような取澄ました表情の影には恐ろしく深い闇が広がっているのです。関連おすすめブログ→武田邦彦:ハッキリしてきたこと(1) 東電と1年1ミリ

しかし今、私は、原発事故のことのみならず、3.11の大災害とは、地震も津波も含めて、原発導入時からTPPにかけての壮大なシナリオに基づいた行為による惨禍ではないか、という考えに至っています。それは、前述おすすめの井口先生のブログの他、ベンジャミン・フルフォード氏が発信している情報などからなのですが、私のブログ上で、このことに触れることには、これまで随分躊躇いがありました。既にお気付きの方もいらっしゃるとは思います。それは、「人工地震」(または「地震兵器」)のことです。それが事実だとしたら余りにも恐ろしく、触れたくないことでしたので今まで書けませんでした。

しかし、ネット上では、国際的にも、既に、常識のようでした。
しかも、ネット以前に、なんと1953(昭和28)年の日本の新聞記事にも既になっていたのでした。

地震・津波・原発事故は予め計画された3点セットの計画で、来るTPPとは、まさに、日本侵略計画の最終段階...?!

つづく

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2011年10月21日 (金)

♪南部合唱団音楽会 自由になるために(後註追加)

南部合唱団の音楽会のお報せです。
昨年今年に依頼を受け編曲をさせて頂きましたが、その発表のある音楽会です。

南部合唱団は、うたごえ運動の波から生まれた合唱団です。とてもパワフルな皆さんです。
Ongakukai1101 プログラムには、JAL不当解雇支援の曲や原爆の曲や憲法の曲など、社会的メッセージの強い作品が並びます。チラシにはありませんが、終盤は、外山雄三先生作曲の「日本国憲法第九条」、きたがわてつさん にしむらよしあきさん 鈴木泉さん作曲、私の編曲による「日本国憲法前文」の後、昨年依頼を受け私が編曲した「原爆を許すまじ」、そして「IMAGINE」と続くのだそうです。

超有名な「IMAGINE」は、編曲は外山雄三先生、そして訳詞が、なんと、林光先生によるもので、加山明美さんのお話によりますと、かなり昔になりますが、オノ・ヨーコさんとは別に、ジョン・レノンの原詩から直接 林先生が訳されたものであるのだそうです。

また、「また君に恋してる」は当合唱団の指揮者安達陽一先生による編曲。ピアニストは中瀬千央さん。中瀬さんもまた、ご自分の弾かれるピアノパートをご自身で書かれることがあるそうで、「原爆を許すまじ」、今回の私の編曲以前に南部合唱団の歌ったヴァージョンの録音(『生きる』とか...)で、それを聴くことができます。

先日(10.2)のオリジナルコンサートでは、団員の若い作曲家による沖縄を題材としたなかなか意識の高い作品を聴かされたのでしたが、前述の「パワフルな皆さん」とは、指揮者・ピアニスト・メンバー共そのような芸達者な中身(後註参照)から感じた上で出た言葉でした。

南部合唱団のホームページはこちらです。

後註:大事な人を書き忘れてはなりませんでした。ヴォイストレーナーの鶴岡恵さんです。鶴岡さんは、1995年の合唱曲“YAISAMANENA”(作詞/飯島星)初演の時にソプラノのソロを受持ってくださった方。そのすぐ後に、YAISAMANENAの ソプラノとテノール(ピアノ付)デュエットのヴァージョンを依頼くださり、今の「ももたらう」の中のお二人により発表くださいました。その後、テラノホールの企画コンサート「火曜コンサート」での「ステラ五重奏団」のコンサートのアンコールで、急遽、私が編曲したアイヌ民謡の“イヨハイオチ”と坂村真民さんの詩「宇宙のまなざし」に作曲した“天空の星〜宇宙のまなざし〜”を歌ってくださったという、私の音楽史にとってはとても重要な方でした。その透明感溢れる歌声に魅了される方はけっして少なくないでしょう。

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