《三つの影像》

2017年5月15日 (月)

♪箏合奏団 絹の会 第37回演奏会

♪箏合奏団 絹の会 第37回演奏会

当演奏会にて、髙橋喜治作曲の 《三つの影像》第三集 〜箏夢(ことゆめ)〜 の再演があります。
この作品は、2008年に催された絹の会第28回演奏会にて初演された当団委嘱作品です。
その演奏会記録は こちら をご参照下さい。

日時▶2017年6月22日(木)
   19時開演(18時半開場)
会場▶日本橋公会堂(日本橋劇場) アクセス
   前自由席 3000円
後援▶日本コロムビア株式会社

お問合せ:Tel/Fax 03-3387-3926(浅沼)
     Tel/Fax 03-3787-5198(林)

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2012年7月 8日 (日)

嵐の中での絹の会 & 演奏会のご案内

Prog01_2 先日は嵐にも関わらず、沢山のお客さんに聴いて頂けました。有難いことです。
311という(地震攻撃による(?))未曾有の大災害(大戦災?)以降、余震や放射能の危険にも晒されている中でのこうした演奏会は、私たちにとってはどのような意味を持ちえたでしょうか? 私はとても深い意味を感じました。

ここで再び、被災され亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます。
残された私たちの悲劇は、それがそうであることを知らされることなくことが起きてしまい、未だ、多くの人たちが、それがそうであることを察知しえない状況にあるということでもあるのだと思います。実に不幸なことです。
しかし、今こうして生きて、音楽に携わることの出来る奇跡に心より感謝したいと思います。

 

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終演後、今井重幸先生にお会いできました。先生にも絹の会の皆さんにも、その変わらぬご様子に心強さを感じました。
今井先生からは、昨年亡くなられました三木稔先生の追悼のための作品を書かれている旨お聞きしました。その邦楽器群の為の〈巫女舞〉の初演は、来る11日(水)18時半より、紀尾井ホールにて開かれます。→オーラJ (チケットは完売だそうです。)

また、14日(土)には、13時半より、みなとみらいホールにて、ドビュッシー生誕150年を記念した第21回よこはまマリンコンサートが開かれます。お馴染のピアニスト奈良英子さんもご出演されます。→横浜音楽文化協会ホームページ

翌15日(日)には、 11時/15時(2回公演)より、シアター1010にて、やはり、今年の初めに亡くられました林光先生の合唱オペラ〈トラジコメディー盗まれた森〉の追悼公演が開かれます。こちらは昨年「うたごえ祭典in千葉」で知遇を得ましたうたごえの藤村記一郎先生のご案内で、前半の林光ソング集では先生が指揮棒を執られ、後半のオペラではご出演もされるのだそうです。→ご案内のページ

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2012年6月10日 (日)

〈三つの影像〉について ♪箏合奏団絹の会 第32回演奏会 19日(火)

来週の火曜日(19日)に箏合奏団絹の会の演奏会があります。詳しくはこぼれおちる月にアップしてありますのでご参照ください。

今回は、1999年に三重県の現代邦楽グループ真珠(あらたま)の委嘱により作曲した〈三つの影像〉第一集が再演されます。この作品は絹の会の皆さんによって取上げられた最初の作品で、この後、宮澤賢治の童話を題材とした第二集と、作曲者の夢を題材とした第三集が、絹の会の委嘱によって作曲され発表されました。つまり〈三つの影像〉はシリーズとして全三集九曲あるのです。第二第三は二面の箏と十七絃の三奏者のためのものですが、この第一集のみ、それに尺八を加えた四奏者のための作品です。

以下に、〈三つの影像〉の全貌を記します。

〈三つの影像〉第一集 [尺八,2箏,十七] 現代邦楽グループ真珠 委嘱
  一、海の子供
  二、uekap(ウエカ または ウエカブ)
  三、踊り

〈三つの影像〉第二集 〜宮澤賢治の童話による〜 [2箏,十七] 箏合奏団絹の会  委嘱
  一、双子の星
  二、銀河鉄道の夜
  三、星めぐりの歌

〈三つの影像〉第三集 〜箏夢〜 [2箏,十七] 箏合奏団絹の会  委嘱
  一、繭の中で
  二、綾取
  三、海の夢

第一集は作曲者の私的思いでに基づく作品で、第一曲“海の子供”は幼い時に父の会社の同僚の方のその時の私と同年くらいの女の子と海で遊んだ時の思いでと、中学生になった時に、その女の子が、夏に花火で遊んでいたら着物に引火してしまい、それが元で亡くなられてしまったという話を父から聞いた時のショックから着想された作品。後に作家で詩人の寮美千子さんにイメージにぴったりの素敵な詩を付けて頂いて歌曲にもなり、また、お馴染のBouquet des Tonsのファーストアルバム〈Anthologie〉にもBouquet des Tonsの編成(Fl,Vn,Pno)のための編曲のヴァージョンが収められています。
第二曲“uekap”は、1997年に親しいボランティアの方々とテラノホールで「アイヌジョイント展」を開催した折の 故 杉村満エカシとフサフチ(ご夫妻)との交流の思いでに拠る作品。その時同時併催の「上川アイヌコタン写真展」の写真をお持ちでいらした畑野さんのお父さん=昔、旭川のアイヌコタンの方々とと親交のあった故 松実政勝氏撮影による写真の中の美しい姉妹=杉村京子さんとフサさんのuekapと、フサさんより直接伺ったお話の思いでです。
第三曲“踊り”は、青春時代の心象風景のようなもので、Memento Mori という言葉に象徴されるような「生」の束の間の体現としての「踊り」です。

第二集は宮澤賢治の先立たれた妹トシに関連した童話に基づく作品ですが、賢治が、当時話題になっていた相対性理論や量子力学を拠所に、死者の世界とのコンタクトを本気で考えていたという寮美千子さんの論考からもヒントを得て、発想されています。

そして第三集は作曲者の実際に見た夢を題材に、さらなる意識(心)の深層への旅を試みました。

今回、絹の会の皆さんによって再演される第一集は、以上のように、「若書き」の作で、本当はもっともっと若い時に書かれて然るべき作品であった、と言えそうです。


絹の会の皆さんは、その名の「絹」をイメージさせる独特な柔らかさしなやかさを持った音色で、ジャンルを超えた親しみやすい箏アンサンブルの音楽を探求され、続々とCDもリリースされています。検索→Amazon

今回は、東日本大震災復興支援コンサートで、前半に上野哲生氏の〈三つの舞〉、飯島俊成氏の〈琉球の風〉、私の〈三つの影像〉、そして後半に菊田郁氏の追悼詩集『沈黙の海』の朗読と伴に、島津秀雄氏編曲による〈祈り〉が演奏されます。
会場はいつもの日本橋劇場。開演は19(午後7)時。全自由席3千円。
こぼれおちる月

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2008年6月18日 (水)

終わり、そして始まり〜「三つの影像」に込めた私のアイヌ・インパルス〜(第三集の初演を終えて)

 一昨日箏合奏団絹の会第28回演奏会を終えた。反省点もあったが、そうしたことをここに書く意味はないだろう。終演後の打上げの席でそれは出たことで内々では自明のことであり、それらは肥やしとして次回に活かせばよいことである。重要なことは絹の会の皆さんのたゆまぬ努力といろいろな方々の協力と何よりも音楽への愛によって実現された事々にこそあると思う。
  そのひとつを私について言えば、委嘱によって「三つの影像」シリーズ三作目の作曲と初演が実現されたことであり、それについては当然ながら打上げの席でも感謝の気持ちを述べたが、再びこの場で関係者すべての方々に謝辞を贈ることは吝かではない(言葉の本来のポジティブな意味で「吝かではない」)。ありがとうございました。
 絹の会について若輩ながら言えば、今回第28回演奏会とは28年目の会ということだそうで、箏という伝統的な楽器の今日的な存在意義を毎年のように新作を発表しプログラム前半で芸術性を打ち出し後半をエンターテイメントとするなど、趣向を凝らして一定の聴衆を獲得してきたことは称賛されるべきだと思う。また絹の会はその名のように絹を想わせる柔らかでしなやかな独自なサウンドが特徴となっていて、それには林先生のご尽力があったという。また手堅い編曲で箏をジャンルの枠組みから解放し箏を今日的な喜びへと近づけた島津先生の仕事にも敬意を抱く。このような確たる基礎があるからこそ柔軟であり、展望もあるのだろう。今後益々の発展を願う。
 初演の日の数日前から「三つの影像」の作品について書き始めているその続きを次の機会に書こうと思う。

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2008年6月16日 (月)

終わり、そして始まり〜「三つの影像」に込めた私のアイヌ・インパルス〜(つづき)

♪箏合奏団絹の会第28回演奏会 今日19時より日本橋劇場で

 詳細→こぼれおちる月

 今朝見た夢で想い出したのだが、昔実家で今は亡き祖母が二頭の蚕の幼虫を20×30cm位の菓子の箱の中に桑の葉を入れて飼っていた。 二頭の蚕の幼虫はやがて箱の隅に各々繭を作り始めた。それから成虫になったのか、その前に繭から絹糸を繰り出したのか、記憶は定かではない。
 今日初演される拙作「三つの影像第三集」の副題に 〜箏夢〜 とあるように三つの夢を題材にした作品なのだ(第一曲“繭の中で” 第二曲“綾取” 第三曲“海の夢”)が、第三曲“海の夢”以外は実際に見た夢ではなく、創作上の夢であった。ところが、全く無意識のうちに形作ったはずの第一曲第二曲は見事に今朝見た夢に符合することに気がついて我ながら驚いた。祖母が育てていた蚕は二頭であった。第一曲“繭の中で”の蚕の蛹のモノローグのテーマは二面の箏がふたつでひとつなのだ。そして第二曲“綾取”では成虫となった蚕蛾の飛来を思わせるモチーフがやはり二面の箏によって今度はふたつに分かたれて音の綾取の中から生まれ出て繰り返される。
 実際どのような夢のイメージであるのかは聴く人の想像力に委ねたいのでこれ以上くどくどと説明しないことにするが、今日初演されるこの「三つの影像第三集」はシリーズの三作目で、第二作は宮沢賢治の妹トシとその死に関係が深いと思われる童話と歌を題材に(第一曲“双子の星” 第二曲“銀河鉄道の夜” 第三曲“星めぐりの歌”)本質的な 愛と死と再会の三つのイメージを三つの曲のかたちに抽象した。今回は違う題材ながらそれに倣って言うならば死と再会と愛という順序になる。
 しかし、一風変わっていると思われるであろう点は、死の対象が人ではなく蚕である点だ。
 ・・・と、ここまで書いて時間が来てしまった。これからゲネプロにでかけなくてはならない。あとは、実際にお聴き頂いて、思い思いのイメージを結んで頂こう。
 

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2008年6月13日 (金)

終わり、そして始まり〜「三つの影像」に込めた私のアイヌ・インパルス〜

 明明後日、箏合奏団絹の会第28回演奏会での「三つの影像第三集」の初演を待つ身となっての久々の更新である。
 まずは先月末の風と花のコンサートについて触れたい。

 これから触れるプログラム全てが重要であるに止まらず、それに携わったすべての方々が重要であるのは、言うまでもない。
 すべての方々に心より感謝いたします、その上で...

 ソプラノの小野直子さんの透明感溢れる歌声。
 草書体の西佳奈子さんの自在なピアノ。
 そして、北絵三子さんの「弾いてるのは指なの?」と問うてみたくなるようなセンシティブな歌心のある演奏。
 加えて、魅力的且つ堂に入った高畑香代美さんの朗読。
 そしてさらに、今回特別出演でご演奏されたピアニスト奈良英子さんの高度なヴィルトゥオージティ、神懸かった、「霊魂の妙技」とも思わせた(作曲者冥利に尽きる)演奏、全てに最大限の感謝を贈ります。(つづく)

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2008年2月23日 (土)

☆三つの影像 第三集 完成

 三つの影像 第三集(絹の会/委嘱)が一昨日完成しました。今回は「箏夢(ことゆめ)」という副題で、その名のように夢に因んだ作品です。来たる6月16日(月)、日本橋劇場に於ける「箏合奏団絹の会第28回演奏会」にて初演の予定。

 完成までに幾つかのことがありましたので、旧聞にはなりますが、これから順に投稿していきます。

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2007年12月14日 (金)

◇寮美千子さんの講演 16日(日)鶴見で

 寮美千子さんは私が最も共感出来る現代の詩人であり作家である。寮さんの詩によって私の多くの作品が生まれている。そしてこれからも生まれつつある。
 寮美千子さんを喩えてみるなら、まるで子供の時のお伽噺に出てきた不思議な小屋だ。外側からはまるで小さな小さな小屋なのだが、その小さな帳を開いて中を覗けばどうだろう、信じられないほどの広大な空間が広がっているではないか。寮さんという小さなその身体の中には無限の宇宙が広がっている。「寮美千子」という存在自体がまるで魔法であり、そして詩である。
 絹の会の委嘱で書いた「三つの影像第二集」の作曲の改訂の時には、寮さんから頂いた『宮澤賢治「四次元幻想」の源泉を探る書誌的考察』が、少なからず心の支えになった。作曲とは孤独な側面を持っている。しかし時に心の内側から優しく響き、励ましてくれるような言葉に出会うことはあるものだ。寮さんには創造の本質的な次元で感謝している。

 さて、横浜で寮美千子さんのご講演があるという。講演名は、その名も『宮澤賢治「四次元幻想」の源泉を探る──相対性理論受容と大正心霊主義』というから、まさしく上記の宮澤賢治に触れるものらしい。「芸術至上主義文芸学会」の方からのご依頼というが、寮さんとは芸術至上主義者だったのかしら? まだまだ謎も興味も尽きない。
 お近くの方、興味ある方、是非お立ち寄りになられてはいかがでしょうか...。

▼時 12月16日(日)  14:00〜 
    寮美千子さんのご登壇は15時から1時間の予定
▼所 鶴見大学 鶴見大学会館2階サブホール
   (JR「鶴見」駅西口より徒歩1分/「京急鶴見」駅より徒歩5分)
▼料金 無料
▼申込 事前申込みの必要なし
▼主催 芸術至上主義文芸学会
 寮美千子さんの掲示板 寮美千子ホームページ ハルモニア

 

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2007年12月 5日 (水)

☆三つの影像 第三集

 箏合奏団「絹の会」の委嘱による作曲です。来年初演が予定されています。
 暫くはこの作曲に取り憑かれてまた更新が途絶えると思います。

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2007年7月 3日 (火)

♪絹の会第27回演奏会を終えて〜次回作 ☆三つの影像 第三集〜

 去る6月22日、箏合奏団絹の会第27回演奏会において、三つの影像第二集の改訂初演が為されました。2003年の初演後、二度に亙る改訂とそれらの初演との機会に恵まれましたが、お聴きくださいました方々、それに絹の会の皆さんには、感謝の気持ちで一杯です。作者としては、この作品から漸く解放される思いを噛みしめていましたが、次回作への夢もかなりはっきりとした形になりつつあります。同じ編成[2箏,十七]による三つの影像第三集です。
 この第三集では、長年夢のように感じ温めてきた「箏」の響きの魅力を作品に結実させたいと考えています。

 今後もどうぞよろしくお願いいたします。

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