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2011年11月 6日 (日)

南部合唱団との熱き一夜(註に追記あり)

先日(2011年11月2日)、大井町のきゅりあん大ホールで催された「南部合唱団音楽会 自由になるために」の随想を書きたいと思います。

最初に、一言で言って、素晴らしい会でした。打上の席では「南部合唱団は永遠だ!(「不滅だ!」であったかも...)」という言葉も聞かれましたが、私もそれを心から祈ります。

本題の随想に入るその前に、今現在のことに少し触れさせてほしい...。何故なら、南部合唱団の音楽会で今回プログラムされた曲目内容と深い関連のあることだからです。(つまり、「ことの発端」からその「今現在」に連なる時の流れの中で、先日2日に催された「南部合唱団音楽会 自由になるために」を私がどのように受止めたかを書きたいと思ったからなのですが...。勿論私はこの会においては、「原爆を許すまじ」と「日本国憲法前文」の二つの作品に於ける、一介の編曲者でしかありません。つまりは編曲者としての私個人の思いを書くだけのことなのです...。

●「プルートの罠」

さて、TPPの交渉のテーブルに野田首相がついてしまうかどうか、来る12日、運命の日。勿論、主権者国民としては、絶対につかせてはならないと思います。何故なら、このTPPとは、今、崩壊の一途を辿っている、戦争に依存する世界的な旧体制勢力による、一貫した同一の大きなシナリオに基づく「破壊工作」のひとつであると思えたからです。首相がテーブルについてしまったら最後です。

おすすめYouTube→1/2 国を滅ぼすTPP 推進者の巧妙な手口・ダマしの数々 , 2/2 国を滅ぼすTPP 推進者の巧妙な手口・ダマしの数々 【中野剛志】

おすすめブログ→Kazumoto Iguchi's blog: 『アジェンダ21』:「TPP」の奥底にあるアジェンダさ!

おすすめブログ→TPP交渉参加ならポチ3号は即刻退陣させるべし, 日本の基本構造を示す東電救済・増税・TPP, 本当は危機に直面していない日本財政, 房総半島出身野田佳彦氏の暴走が止まらない : 植草一秀の『知られざる真実』

 

林光先生の作品に『ネズミたちの伝説』という合唱作品があります。安部公房の『プルートのわな』を基に佐藤信さんが作詞された「合唱物語」です。オルフェウスの伝説に準えての鼠と猫の政治的攻防が物語となっていましたが、今、何故か、それを思い出しています。

さて、本題の随想です。

その前にもうひとつ、南部合唱団発行の機関誌「なんぶ」2011年9月号への私の寄稿記事を、依頼時、字数の制約もあって所々端的な表現になっている箇所に註を入れて、さらに具体的に詳しくして紹介したいと思います。実際の新聞記事の方では編集者の方が、沼田さんや 4号機や 「あたらしい憲法のはなし」の中の例のお釜のカットの写真を掲載してくださって、より読みやすくなっています。興味ある方は下記のリンク先のページより購読をお申込ください。既にご承知の方はスルーしてください。

以下、新聞生原稿(本ブログ用後註付)。機関誌「なんぶ」ホームページはこちらです。

 

「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないように...」  
                                  作曲家 高橋 喜治

3.11の大災害以後、世界は一変してしまいました。

東北を襲った津波被害も甚大でしたが、その上さらに福島第一原発事故により漏れだした核生成物は食物連鎖に侵入し濃縮を重ねていることでしょう。また気まぐれな風によって、また潮流によって、どこにでも運ばれていることでしょう。 どのみち、政府はまるで無策でしたので、私たちは内部被曝を余儀なくされてしまったのです。食べて飲んで息をする限りその危険性から遁れることは、もうできません。(※1)

それでも、子供や若い人たちの将来になんとか光の道筋をつけたいものです。それ以前に放射能の心配のない安全な場所に逃げればよいのですが、安全な場所はどこでしょう? 少なくともこの日本には完全に安全と言いきれる場所などもはやないのではないでしょうか。 (※2)

私は以前、 広島で被爆され、片脚を失い、婚約者も失った、沼田鈴子さんの生涯を元にした朗読劇の音楽を担当したことがありました(※3)。沼田さんを絶望の淵から救ったのは青桐の木でした。(その後、沼田さんは教員になられ、退職後は自らの被爆体験を語る語り部に。そして、世界を巡り巡る反核反戦の平和運動家となられる。)(※4)

沼田さんはある日、被曝の傷も生々しい青桐の幹から伸びている細い枝から、可愛らしい青桐の葉が出ていたのをみつけたのです。私は沼田さんご自身のお話からも、声優の山口由里子さんの朗読によっても、何度も何度もその時のことを聴いているし、そのシーンの音楽を書いたこともあって、記憶の中で、まるでそこに自分が居合わせていたかのような気持を抱いているのです。そして、夏の陽射しの中で柔らかく微笑む花の子供たち...。青桐のいのちの鼓動とともに、それをみつけた時の胸のときめきまでもが 、まるで夢のように、心に甦るのです。そのようにして、私は、束の間の安らぎを感じることができます。

しかし、福島の事故は未だ現在進行中です。広島原爆の百数十個分もの放射能は漏れ続けていますし(※5)、4号機は倒壊しそうで、もし倒壊したらこれまで以上の大惨事になるようですし(※6)、既に人類史上前代未聞の最悪事故になってしまいました。しかも大地震が起きる危険性も未だ去ってはいないのです。そして、この期に及んで、政府は原発推進を止められません。

「広島」「長崎」「第五福竜丸」そして「福島」に通底するものがあります。「戦争」です。

広島と長崎はマンハッタン計画であり、第五福竜丸は米ソ冷戦時代の水爆実験であり 、福島は、第五福竜丸事件から盛上った日本の反核運動への米国と日本の売国奴たちとの共謀による「毒をもって毒を制す」の心理誘導作戦による原発推進のなれの果てです。(※7)

密約あり(※8)、騙しあり(※9)、買収あり(※10)の、国家犯罪というこの巨悪よ! 憲法理念はいったいどこへやら...

私たちの憲法は先進的な平和憲法であり、その前文の中には「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する」とあります。 (※11)
この憲法施行後間もなくして、学校の教科書の副読本として作られた「あたらしい憲法のはなし」は、戦争の全面否定が絵入りで解りやすく説かれていて、学生のみならず多くの国民に希望を与えたはずです。(※12)

原発推進は国策でしたが、被曝労働者への人権侵害なくしては成立って来なかった(※13)( そして今、事故処理に当たっている労働者も被曝している(※14))という致命的欠陥があるのです。明らかに憲法違反であり、とても許させるものではありません。そしてついに、政府の行為による惨禍は起きてしまいました。私たちはこのような原発推進の政府を決して許してはいけません。

ふたつの合唱編曲「原爆を許すまじ」(※15)と「日本国憲法前文」(※11)に込めた私の思い、団の皆さんに期待することなど が、原稿の依頼内容でしたが、合唱団の皆さんについては 、指揮者の安達陽一先生を全面的に信頼していますので、特に申上げることはありません。「込めた思い」については、以上の文面からその幾許かを汲取って頂けましたら幸です。また、私の編曲が、作詞・作曲された方々、乃ち「原爆を許すまじ」の浅田石二 木下航二 両氏(※16) 、「日本国憲法前文」のきたがわてつ にしむらよしあき 鈴木泉 各氏(※17)の魂を、決して汚すことなく、快く響きあうことを、切に祈っています。

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※1:既掲載記事「あらゆるものがつながっている」参照。

※2:風や潮流などの自然現象の他、鉄道・航空による人や物の移動、それに、国が進めている汚染瓦礫の拡散・焼却・埋立などによって、汚染は広がるばかりであるから。また、各地に設置されている原子力発電所の存在。地震の危険性を考えれば、私たちは周囲を原爆に取囲まれて暮しているようなものだから。

※3:初演関連ハイパーリンク→こちらと再演→こちら

※4:関連おすすめサイト→語り伝えることの大切さ

※5:これは政府の発表。海への流出も入れれば「広島原爆の400個分」という小出裕章先生のご発言が昨日あったらしい。(詳細解り次第追記します)

※6:おすすめブログ→4号機は倒壊しかかっている カナダの物理学者:「今すぐに4号機プールの補修工事を!」 〜カレイドスコープ

※7:おすすめYouTube:(1),(2),(3)

※8:西山太吉著「沖縄密約」参照。

※9:所謂「原子力村」が垂流す「安全神話」や、事故後、政府と東電が発表している、危険性が過小評価された発表の数々を見よ。

※10:(一例)おすすめブログ→「日々坦々」資料ブログ

※11:既掲載記事「☆“日本国憲法前文”の合唱編曲 per 南部合唱団」参照。

※12:あたらしい憲法のはなし 文部省 参照。

※13:おすすめYouTube→隠された被曝労働(1),(2),(3)

※14:福島第一原発労働者が被曝の杜撰な管理を告白

※15:既掲載記事「合唱曲“原爆を許すまじ”編曲と“YAISAMANENA”version24」参照。

※16:うたごえネットワーク - 原爆を許すまじ

※17:うたごえネットワーク - 日本国憲法前文

 

新聞原稿(本ブログ用後註付)、以上。

私はこの中で「そしてついに、政府の行為による惨禍は起きてしまいました」と書きました。原発導入は元々国策であり、「安全神話」を捏造して国民を騙し、「沖縄密約」によって、国民を騙しつつ核の持込みも許して来た、そして日本の核武装をも考えてきた。明らかなる憲法違反であり、言わば、国民の財産を横領しつつ成遂げてきた正真正銘の国家犯罪に端を発しているのですから、誰がどう考えても「政府の行為による惨禍」以外の何ものでもない訳なのです。だから、政治家・官僚・関連大企業のトップたち、それにアカデミズム(則ち「原子力村」)の何事もなかったような取澄ました表情の影には恐ろしく深い闇が広がっているのです。関連おすすめブログ→武田邦彦:ハッキリしてきたこと(1) 東電と1年1ミリ

しかし今、私は、原発事故のことのみならず、3.11の大災害とは、地震も津波も含めて、原発導入時からTPPにかけての壮大なシナリオに基づいた行為による惨禍ではないか、という考えに至っています。それは、前述おすすめの井口先生のブログの他、ベンジャミン・フルフォード氏が発信している情報などからなのですが、私のブログ上で、このことに触れることには、これまで随分躊躇いがありました。既にお気付きの方もいらっしゃるとは思います。それは、「人工地震」(または「地震兵器」)のことです。それが事実だとしたら余りにも恐ろしく、触れたくないことでしたので今まで書けませんでした。

しかし、ネット上では、国際的にも、既に、常識のようでした。
しかも、ネット以前に、なんと1953(昭和28)年の日本の新聞記事にも既になっていたのでした。

地震・津波・原発事故は予め計画された3点セットの計画で、来るTPPとは、まさに、日本侵略計画の最終段階...?!

つづく

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