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2011年7月 2日 (土)

☆“日本国憲法前文”の合唱編曲 per 南部合唱団

昨年、声楽家(Sop.)の鶴岡恵さんが所属されているアカペラトリオ「ももたらう」のために、“花の子供”(寮美千子さん作詞)をトリオ用に編曲して(この編曲は自分では結構気に入っている)提供したところ(既載記事参照)、暫く何の音沙汰もなく、いったいどうなったんだろう? と思っていたのでしたが、震災後暫く不通になっていたFax兼用電話(後註:普段はFax&留守電専用に使っている)が復旧したとたんに、「鶴の一声(??意味違う)」が! でも、「我が子」のことではなく、昨年の“原爆を許すまじ”(既載記事参照)に引続き南部合唱団のための編曲の依頼のお話でした。切羽詰っている私にとっては前記事の“七夕さま”と次の記事での“夏の風”の作曲と共に、まさに天恵でした。感謝しています。(更に仕事大募集中です!!!)
南部合唱団依頼の曲は、きたがわてつさん にしむらよしあきさん 鈴木泉さん作曲の“日本国憲法前文”です(6月16日完成)。

●歌われる憲法
昨年、南部合唱団の方から頂いたCD(同合唱団演奏会ライヴ)で、外山雄三先生の「日本国憲法第九条」を知ったのでしたが、今回の「日本国憲法前文」は、鶴岡さんから伺ったお話によりますと、この曲の作曲者のお一人でシンガーソングライターの きたがわてつさん の歌(※)により、教育の現場で(学校の先生方の間で)広まっている歌であるとのことでした。このブログでは、郵政民営化やイラク派兵をはじめとして、死刑制度・裁判員制度や、原発、それにコンピュータ監視法などについて「憲法違反だ!」と怒りと悲しみを込めて端的に書いてきましたが、作曲家としての私には憲法を歌うなどという発想はなかなか起こりませんでした。しかし、憲法の根底にある平和への祈願は私の創作上の重要なモチーフでもあるので、編曲は他の仕事と同様に意義深く、且つ楽しく、お陰様で充実した時を送れました。

※ きたがわてつさんのこの歌はYouTubeで聴けます。→こちら

   CDも販売されていました! →こちら

私の編曲上の歌詞を以下に掲げます。改行は音楽的センテンスにより独自にされたものです。

(朗読)
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたって自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであって、その権威は国民に由来 し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。

(歌)
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を
支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、

平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、
われらの安全と生存を保持しようと決意した。

われらは平和を維持し、
専制と隷従、圧迫と偏狭を
地上から永遠に除去しようと務めている国際社会において、
名誉ある地位を占めたいと思う。

われらは、全世界の国民が、
ひとしく恐怖と欠乏から免れ、
平和のうちに生存する権利を有することを確認する。

われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して
他国を無視してはならないのであって、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、 この法則に従うことは、自国の主権を維持し、
他国と対等関係に立とうとする各国の責務であると信ずる。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげて
この崇高な理想と目的を達成することを誓う。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげて
この崇高な理想と目的を達成することを誓う。

日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげて
この崇高な理想と目的を達成することを誓う。

私はこの歌を「ラヴソング」として編曲しました。後半から終盤にかけては平和への祈願と「誓い」の意志の強さと永遠の愛を表しています。

この編曲の初演は来る11月2日(水)、きゅりあん大ホール。南部合唱団音楽会「自由になるために」に於て、安達陽一さんの指揮、中瀬千央さんのピアノで予定されています。詳細は追ってまたお知らせしますが、ぜひ南部合唱団のホームページもご訪問ください。→こちらです

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