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2011年5月23日 (月)

小出裕章先生@奈良

このブログ「風の耳」でも何度も紹介させて頂き、私自身、震災後、最も身のある勉強をさせて頂いたと思える小出裕章先生の奈良女子大での講演に、詩人で作家の寮美千子さんが行かれたようで、いつもみている「小出裕章(京大助教)非公式まとめ」に、参加者としての寮さんのツイートが掲載されていました。
現在、私自身は、情報と音楽と目の前の現実との間で堂々巡りをしているような状態ですが、正直なところ、本当にどうしたらよいか、途方に暮れるばかり という方がいらっしゃるのではないでしょうか? 私もこのままでよいのか、と感じています。なんらかのアクションを起こすとしたら、それは何かを考える参考になればと思い、転載させて頂きます。(これまでのリンク先の動画もまだの方は是非!)

以下、転載。〜「5月21 日奈良女子大での講演 小出裕章」

小出裕章氏講演会@奈良女子大 お話の大半はすでに文章で知っていることだったが、ご本人の口から語られることによって身にしみた。火力発電はCO2を出すが、原発は核廃棄物を出す。CO2とは比べものにならない危険を持つ核廃棄物を生成し続けているのが原発。「止める」以外にどんな解決もない

小出裕章氏講演会@奈良女子大 福島から避難してきた赤ちゃんを抱いた若い母親が「父親とずっと別居しているわけにもいかず、福島に帰るのだが、子どもに対して注意は? 泥んこ遊びをさせないとか」と小出氏に切実な表情で質問していたのが痛ましかった。

小出裕章氏、福島の若い母親に「泥んこにならなかったら子どもじゃない。大人にできるのは、子どもが泥んこになれる環境を確保してあげること。表土の5㎝を削れば放射線は激減する。保育園にぜひそうしてくれと申し出ること。家のそばの子どもの泥遊び場も、表土の撤去をしてあげてほしい」

小出裕章氏講演会@奈良女子大「原発がはじまってから45年。日本で原発を止められなかったことは、ここにいる大人一人一人に責任がある。しかし子どもにはなんの責任もない。赤ちゃんには30歳の大人の4倍もの影響がある。影響の少ない50代以上からみれば数十倍にもなる。子どもも守らなくては」

小出裕章氏講演会@奈良女子大「東京にだって放射性物質は降り注いでいる。そこから逃げるべきか否かをわたしは答えられない。言えるのは”被曝しても健康に影響がない”ということはありえないということ。それを考え一人一人が判断するしかない。政府の言う”安全・安心”を鵜呑みにしてはダメ」

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小出裕章氏の講演。チェルノブイリから泣きながら避難するおばあさんの写真を投影。「土地から引き離されることはこんなにつらい。この写真を見て、避難することが本当にいいことなのか、わたしには判らなくなりました。しかし、放射線の影響を大きく受ける子どもだけは何とかしてあげたい」と小出氏

小出裕章氏の講演@奈良「子どもは放射能の影響を強く受ける。汚染の強い地域の子どもたちに疎開してもらうことを考えています。しかし、子どもだけ疎開しては家族崩壊になる。子どもが苦しまずにできる方法はないか。サマーキャンプなど楽しんでもらえる方法を模索中」と小出氏。

小出裕章氏の講演@奈良。原発から32㎞地点の旅館の息子さんが講演後に質問にきていた。旅館はお客もなく、従業員も離散して閉鎖。「避難区域ではなくても、補償を国と東電にきっちり求めるべきです」と小出氏はアドヴァイス。

小出裕章氏の講演@奈良。東京や福島から奈良に避難してきている人々が多く聞きにきていたのが印象深かった。講演後、その人々はせっぱ詰まった表情で小出氏にさまざまな質問を投げかけていた。その一つ一つにていねいに答える小出氏の誠実さに胸打たれた。小出氏は5/23日、国会で発言する。

小出裕章氏講演@奈良 放射能汚染ガレキを焼却処分している件。煙で放射性物質が拡散しないか、という質問に。「フィルターを通しても、完全には除去できません。99.9%除去できても完全は無理。きちんとフィルターのあるところで焼却できればいいが、そうでないケースも。これは問題」

小出裕章氏講演@奈良 福島原発の汚染種の処理について。「汚染水を排水するためには放射能除去装置を通す必要が。その装置があるのは柏崎刈羽原発だけ。2ヶ月前に、巨大タンカーに汚染水を詰めて搬送するように提言したが、まだ実現されていない」

小出裕章氏講演@奈良「自然放射能は、われわれが甘受しなければならない放射能。しかし、原発事故で発生した放射能は違う。少しでも影響のあるすべての場所から避難すればいいが、広域すぎて無理。わたしたちは放射能を容認して生きなければならない。そんな選択が嫌だからこそ脱原発を唱えてきた」

小出裕章氏講演@奈良「原発推進派の学者がわたしに言う。勝った、と思っているでしょう、と。まさか。ボロ負けに負けたと思っている。原発を止められなかった。こんな事態がくることを食い止められなかった。責任を感じている」

転載、以上。感謝。

私が今いる神奈川県でもセシウム塗れのお茶が出てきていて、事故の状況からも、次々明かされる事故処理の様子からも、けっして安心できる状況ではないのは確かです。学校や幼稚園、保育園などでの子どもたちへの放射能対策は進められているのでしょうか? 私が心配するほど、世間は一見何事もなく時が流れているようにも見え、それにたまらなく不安を抱くこともあります。

小出先生は、本当に誠実な方で、それによって思いが伝わり、私たちにとって大切なことが、確かに拡がっていくのだ、ということを私は信じています。

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