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2010年8月 9日 (月)

「夕暮は大きな書物だ」(後註追記)

 夕焼の美しさが涙を生み、その涙が音楽を生むということはあると思う。
「目は口ほどにものを言う」と言うが、音楽作品とはその目である。

 敬愛する作曲家 林光先生の歌曲に「四つの夕暮の歌」がある。谷川俊太郎氏の詩による。その第1曲(夕暮は大きな書物だ)…

 夕暮は大きな書物だ   
 すべてがそこに書いてある          
 始まることや
 終わることや
 始まりも終わりもしないページの中に

 たとえ歌曲でないとしても音楽とはそのようなものだ、と思い続けてきた。
 がんばろう!

 同じ林光先生の作品に混声合唱のための『原爆小景』がある。
 私が思うに20世紀に生まれた(後註:正しくは今世紀初頭にかけて作曲された。最後の「永遠のみどり」の完成は2001年の夏。最初の「水ヲ下サイ」は1958年。作品全体はまさに作曲者の生涯にわたって作曲されたことになる)最重要作品だ。
 〜けっしてあってはならないことがあってしまったことによって生まれ得た芸術〜

おすすめCD→http://www.hmv.co.jp/ 

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