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2009年11月

2009年11月30日 (月)

☆3つの仕事の正式タイトル

今年の残りと来年のはじめにかけての3つの仕事の正式タイトルが決定した。

1 二重奏詩《スプリング・エフェメラル》

2 ポール・クローデルの『百扇帖』による二重奏詩

3 《伊勢音頭恋寝刃》

1はフルート愛好家の田中和子さんの依頼による2管のフルートのための連作掌品集。Fluty Creationの内谷貴志さんのプロモーションによって実現。
田中さん撮影によるスプリング・エフェメラルの写真からの印象と、草津の野山を旅した想い出が重ねられた作品となる。Fluty Creationからの出版も検討される予定。

2はチェンバリストのローラン・テシュネ氏プロデュースのコンサートシリーズ「チェンバロ+」のための作品で、今回はチェンバロとオルガンのデュオのための作品。「ポール・クローデルの『百扇帖』による作曲」とはテシュネ氏より頂いたテーマである。
『百扇帖』は、日本を愛した外交官詩人クローデルと、彼と当時親交のあった仏文学者山内義雄・書道家有島生馬とのコラボレーションによる、クローデルの日本との別れに際して制作された詩的遺産である。
来年(2010年)2月24日カザルス・ホールにて、テシュネ氏のチェンバロ、早島万紀子氏のオルガンによる初演が予定されている。

3の《伊勢音頭恋寝刃》とは歌舞伎狂言・文楽の人気演目のひとつとして今日でもしばしば上演されている演目のタイトルに同じ。(いせおんどうこいのねたば)と読む。「音頭」は(おんど)ではなく(おんどう)。
来年9月26日三重県松阪市の松阪コミュニティセンターにて予定されている尺八奏者 辻井甫山氏のリサイタルのための委嘱作品である。編成は尺八 チェロ 二面の箏 十七絃 打楽器。役者や声は一切なく音楽だけの作品である。
近松徳三の台本における人間洞察力もさることながら、その手法の現代性にも驚いた。音楽だけでそれをいかに表すかが最大の課題のひとつでもある。

*「二重奏詩」という名について
「二重奏曲」ではなく「二重奏詩」というこの聞きなれない名は、二重奏による詩的世界を意味する私の造語である。楽器の組み合わせに決まりはない。今回はたまたま1のフルート2本であり、2のチェンバロとオルガンであったが、1989年に旧芸大奏楽堂で開かれた当時マナ・オルゲルバウのビルダーであった木村秀樹さん主催のコンサートで初演された二重奏詩《ヒポロロとサンサ》で使ったのが最初だ。その時はクラリネットとオルガンであった。それから20年経過した今、また新たな境地で、ふたつの「二重奏詩」を書いている。

いずれの仕事もそれなりのウェイトを占めてはいるが、すべて芸術的意義をもって進められている。

感謝いたします。

※(後註) 後に委嘱元からの要請で 《油屋お紺》〜伊勢音頭恋寝刃〜 と改題。

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2009年11月 5日 (木)

♪奈良英子さんのピアノ リサイタル

ピアニストの奈良英子さんのリサイタルのご案内です。
おそらく私のピアノ作品を最も多く弾いてくださっているピアニストが奈良英子さんではないかと思います。感性も技術も素晴らしい理想のピアニストです。

 奈良英子 ピアノ リサイタル
        ちょっと素敵な日曜日の夜

<バッハから現代まで、色々な国を旅してみませんか?>

▼日時 2009年12月20日(日) 開演PM7:00 開場6:40

▼会場 永山公民館 5F ベルブホール(アクセス)

      (小田急・京王永山駅改札左に徒歩5分)

       Tel 042-337-6661(永山公民館)

▼入場無料

 

プログラム

*バッハ/フランス組曲 第5番 ト長調

*メンデルスゾーン/ロンド・カプリッチョーソ Op.14

*ショパン/ノクターン 第20番 嬰ハ短調

        舟歌 Op.60

*大政直人/「ダンスミュージック フォー ピアノ」より

             タンゴ・ワルツ

          *******

*高橋喜治/「月巡りの歌」より

             3月(...海の雪)

             5月(...花咲く庭からの風)

             4月(...美しき御寺に風は時折海の予感を運び)

*ドビュッシー/「前奏曲集」第2集より

             (...ヴィーノの門)

             (...妖精はよい踊り子)

             (...ヒースの茂る荒れ地)

             (...風変わりなラヴィーヌ将軍)

*アルベニス/「イベリア」より

             エヴォカシオン・トゥリアーナ

奈良英子(なら ひでこ) プロフィール

桐朋学園大学卒業。安川加壽子、山川優子、パリにてヴラドー・ペルルミュテール、マルセル・ウークラン各氏に師事。セニガリア(イタリア)、マリア・カナルス(スペイン)、リナ・サラ・ガロ(イタリア)等の国際コンクール入賞。ソロ、室内楽、伴奏と幅広く活動。語りとのコラボレーションで独自の分野も広げている。ソロCD「サティ:スポーツと気晴らし」がレコード芸術誌にて特選盤に選ばれる。昭和音楽大学講師。横浜音楽文化協会会員。

追記:アンコール サティ:ジュ・トゥ・ヴ

            ドビュッシー:《子供の領分》より“ゴリウォーグのケークウォーク”

            シューマン:《子供の情景》より“トロイメライ”

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2009年11月 1日 (日)

♪寮美千子さん作詞・清田愛未さん作曲の“あおによし”の合唱編曲

奈良の霊山寺での吉田はるみさんのコンサート(前記事参照)と同じ日に、寮美千子さん作詞・清田愛未さん作曲の“あおによし”を奈良市民合唱団の委嘱で編曲した合唱曲が、京都府のけいはんなプラザ「メインホール」で同合唱団によって初演されます。
“あおによし”は、なら1300年祭応援イメージソングとして寮美千子さん&清田愛未さんのコンビで作られた歌です。お洒落で現代的なセンスの中にも太古からの悠久の時の流れを感じることのできる不思議な底力のある歌です。

なお、この合唱曲の楽譜が、ならまち通信社より販売されています。松永洋介さんの奈良をイメージさせるに充分な素敵な装丁の楽譜です。詳細お問合せは→ならまち通信社へよろしくお願いいたします。

♪けいはんな音楽祭

▼日時 2009年11月8日(土) 11時30分開演、16時10分終了
        24団体が出演(男声、女声、混声、少年少女)
▼会場 京都府けいはんなプラザ「メインホール」
          相楽郡精華町光台1-7 (Tel 0774-95-5115)
▼主催 けいはんな音楽文化の会

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♪“山の子供”奈良初演 吉田はるみピアノサロンin霊山寺

ピアニストの吉田はるみさんからのお報せです。
寮美千子さんに作詞を依頼し作曲した歌曲集《季節の子供》から“山の子供”[ソプラノとピアノ]を奈良の霊山寺(りょうせんじ)でご発表くださいます。お近くの方は是非おでかけください。

“山の子供”は室内楽版(葦笛舎委嘱)がBouquet des Tonsの演奏によって既に何回か発表されていますが、今回のこの歌曲の形では初めての発表になります。

♪吉田はるみピアノサロンin霊山寺
  第32回〜盲導犬育成のために〜 part VIII

▼日時 2009年11月8日(日)午後1時30分開演
▼会場 奈良市中町3879 霊山寺(秋バラと秘仏宝物展開催中)
▼入場料 3000円(小・中学生2000円)お茶ケーキ付 入山料込
▼ゲスト   内海 緑(sop.)
▼ご予約・お問い合わせ 霊山寺TEL 0742-45-0081
                     FAX 0742-45-0999

▼演奏者プロフィール

内海 緑(ソプラノ)

大阪音楽大学声楽科卒業後、米グレイスバイブルチャーチで現代ゴスペルを、モーツァルテウムでドイツリート、アリアを学ぶ。オペラ、リサイタル、各種コンサート、宗教曲、創作オペラや日本歌曲の海外公演ほか、ヴォイストレーナー、合唱指揮などを行う。東京二期会会員。日伊音楽協会会員。


吉田はるみ(ピアノ)

大阪音楽大学卒業。ケルン音楽大学大学院修了。パリ・バッハ国際コンクール入賞。ケルン・東京でのリサイタルで好評を得るほか、国内外でソロや各種アンサンブル、現代作品の演奏を行う。奈良ではサロンコンサートやチャリティーコンサート、胎教コンサートも継続。奈良県立高円高校音楽科ピアノ講師などを経て、現在、畿央大学非常勤講師。

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♪「YAISAMANENA v.9」と「時」 by アンサンブル大倉山

大倉山記念館を拠点に活動を続けられているコーラスグループ アンサンブル大倉山の成光勝さんからのご連絡です。
今回3回目の発表になりますが、飯島星作詞の“YAISAMANENA”version 9 と作曲者作詞の掌品“時”を再びとりあげてくださるということです。
ラヴェルの《三つのシャンソン》や武満徹さんの《うた》など、私の敬愛する作品が顔をそろえたプログラムで光栄です。
お近くの方はぜひおでかけください。

♪アンサンブル大倉山 in 大倉山 秋の芸術祭2009
  アカペラコーラスによる歌の集い

▼時 2009年11月7日(土) 17時開場 17時15分開演
▼所 大倉山記念館 第4集会室
▼お問合せ 045-584-0628 成光(なりみつ)

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