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2008年6月

2008年6月28日 (土)

□新 月巡りの歌 その2と3 5月(...雨は),6月(...苦悩に満ちた「時」の歩み)

 先月サボったので今回は2曲同時配信します。しかし2の5月は旧作です。
 しかも5月(...雨は)は本来6月(...太陽のうた),7月(...海と私)と3曲セットで演奏されるべき曲です。いずれ3曲セットの楽譜を発行します。

□新 月巡りの歌□

配信期間は来月27日までです。

□新 月巡りの歌 その4

□新 月巡りの歌 その1

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2008年6月18日 (水)

終わり、そして始まり〜「三つの影像」に込めた私のアイヌ・インパルス〜(第三集の初演を終えて)

 一昨日箏合奏団絹の会第28回演奏会を終えた。反省点もあったが、そうしたことをここに書く意味はないだろう。終演後の打上げの席でそれは出たことで内々では自明のことであり、それらは肥やしとして次回に活かせばよいことである。重要なことは絹の会の皆さんのたゆまぬ努力といろいろな方々の協力と何よりも音楽への愛によって実現された事々にこそあると思う。
  そのひとつを私について言えば、委嘱によって「三つの影像」シリーズ三作目の作曲と初演が実現されたことであり、それについては当然ながら打上げの席でも感謝の気持ちを述べたが、再びこの場で関係者すべての方々に謝辞を贈ることは吝かではない(言葉の本来のポジティブな意味で「吝かではない」)。ありがとうございました。
 絹の会について若輩ながら言えば、今回第28回演奏会とは28年目の会ということだそうで、箏という伝統的な楽器の今日的な存在意義を毎年のように新作を発表しプログラム前半で芸術性を打ち出し後半をエンターテイメントとするなど、趣向を凝らして一定の聴衆を獲得してきたことは称賛されるべきだと思う。また絹の会はその名のように絹を想わせる柔らかでしなやかな独自なサウンドが特徴となっていて、それには林先生のご尽力があったという。また手堅い編曲で箏をジャンルの枠組みから解放し箏を今日的な喜びへと近づけた島津先生の仕事にも敬意を抱く。このような確たる基礎があるからこそ柔軟であり、展望もあるのだろう。今後益々の発展を願う。
 初演の日の数日前から「三つの影像」の作品について書き始めているその続きを次の機会に書こうと思う。

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2008年6月16日 (月)

終わり、そして始まり〜「三つの影像」に込めた私のアイヌ・インパルス〜(つづき)

♪箏合奏団絹の会第28回演奏会 今日19時より日本橋劇場で

 詳細→こぼれおちる月

 今朝見た夢で想い出したのだが、昔実家で今は亡き祖母が二頭の蚕の幼虫を20×30cm位の菓子の箱の中に桑の葉を入れて飼っていた。 二頭の蚕の幼虫はやがて箱の隅に各々繭を作り始めた。それから成虫になったのか、その前に繭から絹糸を繰り出したのか、記憶は定かではない。
 今日初演される拙作「三つの影像第三集」の副題に 〜箏夢〜 とあるように三つの夢を題材にした作品なのだ(第一曲“繭の中で” 第二曲“綾取” 第三曲“海の夢”)が、第三曲“海の夢”以外は実際に見た夢ではなく、創作上の夢であった。ところが、全く無意識のうちに形作ったはずの第一曲第二曲は見事に今朝見た夢に符合することに気がついて我ながら驚いた。祖母が育てていた蚕は二頭であった。第一曲“繭の中で”の蚕の蛹のモノローグのテーマは二面の箏がふたつでひとつなのだ。そして第二曲“綾取”では成虫となった蚕蛾の飛来を思わせるモチーフがやはり二面の箏によって今度はふたつに分かたれて音の綾取の中から生まれ出て繰り返される。
 実際どのような夢のイメージであるのかは聴く人の想像力に委ねたいのでこれ以上くどくどと説明しないことにするが、今日初演されるこの「三つの影像第三集」はシリーズの三作目で、第二作は宮沢賢治の妹トシとその死に関係が深いと思われる童話と歌を題材に(第一曲“双子の星” 第二曲“銀河鉄道の夜” 第三曲“星めぐりの歌”)本質的な 愛と死と再会の三つのイメージを三つの曲のかたちに抽象した。今回は違う題材ながらそれに倣って言うならば死と再会と愛という順序になる。
 しかし、一風変わっていると思われるであろう点は、死の対象が人ではなく蚕である点だ。
 ・・・と、ここまで書いて時間が来てしまった。これからゲネプロにでかけなくてはならない。あとは、実際にお聴き頂いて、思い思いのイメージを結んで頂こう。
 

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2008年6月13日 (金)

終わり、そして始まり〜「三つの影像」に込めた私のアイヌ・インパルス〜

 明明後日、箏合奏団絹の会第28回演奏会での「三つの影像第三集」の初演を待つ身となっての久々の更新である。
 まずは先月末の風と花のコンサートについて触れたい。

 これから触れるプログラム全てが重要であるに止まらず、それに携わったすべての方々が重要であるのは、言うまでもない。
 すべての方々に心より感謝いたします、その上で...

 ソプラノの小野直子さんの透明感溢れる歌声。
 草書体の西佳奈子さんの自在なピアノ。
 そして、北絵三子さんの「弾いてるのは指なの?」と問うてみたくなるようなセンシティブな歌心のある演奏。
 加えて、魅力的且つ堂に入った高畑香代美さんの朗読。
 そしてさらに、今回特別出演でご演奏されたピアニスト奈良英子さんの高度なヴィルトゥオージティ、神懸かった、「霊魂の妙技」とも思わせた(作曲者冥利に尽きる)演奏、全てに最大限の感謝を贈ります。(つづく)

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