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2007年6月

2007年6月21日 (木)

宇佐市の戦跡

 戦争は悲しく惨たらしい人類の最も重い罪であると思います。そのような負のエネルギーを正のエネルギーに変換する行為が「伝承」であると思います。戦争の悲惨とそれを企てることの愚かしさのありのままを伝えること。戦跡は戦争を二度と繰返さないためにその存在意義があるのでしょう。
 今ある基地と建設されつつある基地はそのような平和への思いへの裏切り行為の産物です。防衛目的の軍備が結局は戦争を実現させてしまうのではないでしょうか。環境問題のカウントダウンが既に始まっているという時にそのような負のエネルギーを注いでいる場合ではないはずなのに。
 しかし日米軍事再編により自衛隊の米軍との一体化の実現の一歩手前まで来てしまっているのがこの国の現実です。

 一寸遅くなりましたが、ピアニストの北絵三子さんよりお教え頂いた宇佐市の戦跡についてのホームページを紹介させて頂きたいと思います。
 1939(昭和14)年、宇佐市に宇佐海軍航空隊が配置されましたが、ここから「神風特攻隊」として多くの若者が死へと飛び立っていったということです。
 宇佐市の長洲小学校 読み聞かせサークル「おはなしや」の方が戦跡とともに戦争の悲惨さを後世に伝えたいと詳しいホームページを公開されています。是非ご覧頂きたいと思います。

◆宇佐海軍航空隊の戦跡を歩く 〜特攻隊基地のあった街〜
http://oitamt.web.infoseek.co.jp/zusakokutaihyosi.html



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2007年6月18日 (月)

♪屋根の上のタンポポ

 来月11日(水)、宇佐市の慈光保育園で行われるピアノ開きのミニコンサートで北絵三子さん(4.5の記事参照)が演奏なさるというので、先々週“屋根の上のタンポポ”をリメイクしてプレゼントしました。
“屋根の上のタンポポ”の基は以前教えていた小さな生徒のための曲。
 窓から見えるお寺の屋根の上に咲いていたタンポポに寄せる想いを曲にしたものです。今回このリメイクヴァージョンは月巡りの歌の2月に編入しました。

 一緒に月巡りの歌から5月(...花咲く庭からの風)も発表くださいます。

 北さんはお便りの中で宇佐市の御神輿の発祥で知られる宇佐神宮や海軍航空隊の戦跡についての興味深い情報もお寄せくださってますので、次の記事で戦跡についてご紹介させて頂きます。

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2007年6月16日 (土)

三冊の本

 おすすめ本3冊の紹介です。


 一冊目。

 母親が子供と一緒に読めるような易しい憲法の本はないかと思っていたら出ました! しかも私の大好きないわさきちひろさんの絵入りです。

井上ひさしの「子どもにつたえる日本国憲法」 講談社

 井上ひさしさんの文章は素晴らしい。例えば「第九条」はこんな具合。

もう二度と戦はしない(第九条)

私たちは、人間らしい生き方を尊ぶという
まことの世界をまごころから願っている

人間らしく生きるための決まりを大切にする
おだやかな世界を
まっすぐに願っている

だから私たちは
どんなもめごとが起こっても
これまでのように、軍隊や武器の力で
かたづけてしまうやり方は選ばない

殺したり殺されたりするのは
人間らしい生き方だとは考えられないからだ
どんな国も自分を守るために
軍隊を持つことができる

けれども私たちは
人間としての勇気をふるいおこして
この国がつづくかぎり
その立場を捨てることにした

どんなもめごとも
筋道をたどってよく考えて
ことばの力をつくせば
かならずしずまると信じるからである

よく考えぬかれたことばこそ
私たちのほんとうの力なのだ

そのために、私たちは戦をする力を
持たないことにする

また、国は戦うことができるという立場も
みとめないことにした

全ての漢字にはルビがふってあります。絵が本当に素晴らしい!

 先月友人に子供が生まれたので、早速お祝いにプレゼントしました。
 永遠の平和の誓いとも言えるこんな憲法を持った日本は素晴らしい。その誓いの深さ海の如し!

 

 もう一冊は以前にもおすすめしたことがありますが、私が個人的にアイヌの民謡のことなどを教えて頂いたことのある鷲谷サトさんに関する本です。

母と子でみる沖縄戦とアイヌ兵士  本進 著 草の根出版会

 この本は昨年Bouquet des Tonsの委嘱作品 「ラヴェルの墓」 の発想の基となった本であると言えます。鷲谷サトさんのことと共に沖縄戦について母子で学べる貴重な本です。

 

 三冊目は、実はまだ読み終わってはいないのですが、やはり沖縄関連で、この戦後民主主義とはなんだったのかを知る(ことになるであろう)重要な本です。

沖縄密約 西山太吉 著 岩波新書

 いずれも平和を願う者の必読の書と言えると思います。 

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2007年6月15日 (金)

♪箏合奏団絹の会第27回演奏会 来週 日本橋で

 

6.5の記事でお伝えしましたように箏のアンサンブル(二面の箏と十七絃箏)のための<三つの影像>第二集(絹の会2002年委嘱)が改訂初演されます。 この作品は宮沢賢治の童話と歌のタイトルを持つ次の三つの楽章からなります。一、双子の星 二、銀河鉄道の夜 三、星めぐりの歌。これらは、けっして癒されることのない哀しみをめぐる愛と死と再会を表しています。 
コンサートの詳細は以下のとおり。

箏合奏団 絹の会 第27回演奏会
〜箏カンタービレ癒しのクラシックCD発売記念〜

▼時 2007年6月22日(金) 19時開演
▼所 日本橋劇場
▼全自由席 3000円
▼お問合せ TEL&FAX 03-3387-3926(浅沼) 03-3787-5198(林)

プログラム

第一部

飛山 桂:姉妹 委嘱作品
高橋 喜治:三つの影像 第二集 改訂初演
上野 哲生:Telomere(テロメア) 委嘱初演

第二部

編曲 島津 秀雄:箏カンタービレ〜癒しのクラシック
          グリーグ:ペールギュント組曲より「朝」
          パッフェルベルのカノン
          アンネン・ポルカ
          シチリアーナ  他

助演    高桑英世/フルート,リコーダー 庄司知史/オーボエ,イングリッシュ・ホルン
出演    絹の会
音楽監督  島津秀雄
企画・構成 箏合奏団 絹の会  

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2007年6月13日 (水)

♪Bouquet des Tons Vol.19 を終えて

 先日9日のBouquet des Tons Vol.19に足をお運びくださった方々に感謝いたします。
 これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

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2007年6月 5日 (火)

♪儚き命、巡る歌

 今月は高橋喜治の作品の発表のある演奏会が2回あります。
 ひとつは、9日(土) Bouquet des Tons 19thでの、季節の子供シリーズ。
 もうひとつは、22(金) 箏合奏団 絹の会 第27回演奏会での、三つの影像第二集。
 いずれも共通の内的モチーフによる作品と言えます、一言で言えば「儚き命、巡る歌」。
 

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