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2007年3月

2007年3月28日 (水)

◇雲〜はるあんノート〜開始

blog を開始しました。気まぐれなノートです。

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小布施の風(1)

♪L'OFFRANDE

 先週、Bouquet des Tonsの一行にお伴させて頂き小布施に行った。
 5年 前のちょうどその頃、スタートメモリアルハウスのホールのアップライトピアノを前に私は“小さな賛美歌”を作曲していた。“小さな賛美歌”はその晩 新生病院のオープンスペース「メイプル」で開かれるチャリティーコンサートで私自身がピアノで発表するための掌品で、Bouquet des Tons(以後BDTと略記)の皆さんが大変お世話になったという新生病院の宮島義人さんが別の病院へ転勤されるというので(註:現在は新生病院に戻られ ている)、その日の朝、では送別のための曲を献呈差上げよう ということになり、結局リハーサルも終わった本番前のわずかな時間に仕上げなくてはならないことになってしまったのだが、ピアノの前の私の傍らでは、時 折、宮島さんや箭野チャプレンがお忙しそうに走り回っていらした記憶が脳裏の片隅にぼんやりと淡い光のように浮かぶ。

 宮島さんはその日の晩餐のシェフを務めていらしたが、その晩のブイヤベースは 翌朝、絶品のシーフードカレーに変身していた。そのおいしさと言ったら...!!!

 そして今回は箭野チャプレンの送別会だった。
 宮島さんも含めて小布施の方々との5年ぶりの再会となった。

 今回は事前に話を伺っていたので、BDTの編成のために箭野チャプレンに捧げる曲を前もって書き下ろすことが出来た。それは、御水取りの興奮冷めやらぬ奈良で5年前に観た小布施の風景や風を想いながらの作曲だった。

  5年前の宮島さんへの献呈にしても今回の箭野チャプレンへの献呈にしても、私の中ではとても僭越なことをしてしまったという反省もあるのだが、その瞬間瞬 間の思いは私にとってはまぎれもない真実だった。今回、初演を前に「小布施の美しい風景や風を音楽に閉じこめることが出来たら...」という願いを込めて 作曲した旨を聴衆の皆さんに私は告げた。(つづく)

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2007年3月19日 (月)

☆L'OFFRANDE

お馴染のBDTのための新作 L'OFFRANDE[Fl,Vn,Pf]を「御水取りを見に来ないか?」と前々から誘われていた奈良の寮さんご夫妻宅滞在中の14日に完成。2002年3月にアオギリ組曲などが発表されたメイプル「つぼみコンサート」の時にBDTに同行してお邪魔した小布施(長野)の新生病院のチャプレンが軽井沢に転勤されるので、これはその送別のための小品なのです。その6日前にはチャプレン直々のリクエストにBDTが応えるためラヴェルの亡き王女のためのパヴァーヌを新たに編曲しました。それらの曲が発表される21日の送別会では昨年新生病院の竣工式のために編曲した新生病院の歌も地元のコーラスグループ「アンダンテ」とBDTとの共演で発表されるのだそうです。

ところで、新生病院の傍らには福永武彦の歌碑があり次の歌が刻まれています。左は以前 友人から頂いた写真。

Takehikokahiobuse

かすかなる驚きありて栗の実の
落ちたるかたへ四五歩あゆみぬ

            武彦

「新生病院」という名はその頃私の記憶の片隅に眠っていたのでしたが、写真の歌碑によって目覚めたその名は『夢のように』という名の福永武彦の随筆集の中にあったのでした。時を超えたリンク...。まさに夢のよう...。

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